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おしゃれ過ぎず、かと言ってどこか清楚さを感じる内装。
今日この時間帯、新入生は2.3学年よりもはやく学校が終わるため、カフェには新入生がチラホラ見える。
私達は窓際の席に座り、各々好きなケーキを注文した。
「多分何!!について話すか…大体わかってるとおもうのですがぁ…」
紺が、皆が注文し終わったタイミングで話し始める。
「この中に社育科の生徒はいらっしゃいますでしょうか?」
まぁ でしょーねー
それ絡みだよねー
この学校には、普通科と社育科が存在する
社育科
正式名称、高度社会人材育成科
"ウグイス"校にのみ存在する世界的権威のある学科。
「あぁ勘違いすんじゃあねぇよ。別に言いたくなけりゃあいわなくても良いのですよ」
紺が訂正する
「そうだね 社育科に属していることはなるべく言わないほうがいいかな。」
天ノ鈴さんも賛同する
社育科に属している生徒は何かと好奇な目に晒される というのも
「社育課題って、相当厳しくて特殊な課題って聞くけど、どんなのだろー」
この課題のせいだ
ただの課題ではない。時には犯罪まがいの行為を要求される事や、あまりにも厳しい課題に精神を壊す人もザラに存在する。
社育科は社育課題を除いて普通科と何ら変わりない。
「まぁ、前期 後期 一年間に2回もあるから、もしかしたら自ずと知る機会があるかもねー」赤茶が言う
1年間 それぞれ前期と後期に、社育科生徒それぞれに1つずつ出される課題 社育課題
課題の内容は十人十色たが、一貫していることは受題者の脆弱性を突いてくる内容だということ
「でもさー、課題失敗した人って公表日に公表されるんでしょー そんな恐ろしい事が起こるのにそんな酔狂な科、誰が入るんだろー」私が言う
課題に失敗すると、全体公表日に課題の内容、失敗までの過程その全てが全ウグイス校("ウグイス"の運営する私立高校 いくつか存在する)で公表される
勿論全生徒が閲覧可能だ
当然一回でも失敗すれば強制的に普通科に転身させられる。
まとめると、自分の悩みや弱み、課題に取り組む思考回路と行動、そして社育科という世界的権威のある学科に身の程知らずにも入って、失敗したという事実。
その全てを全世界に公開されるという事
「まぁ、それらのリスクを鑑みると社育科にはいる生徒はかなり珍しいだろうね」
天ノ鈴さんが言う
と言うか殆どいない
「でも、ウグイスの証に惹かれる気持ちも分かるんだよね〜」
ウグイスの証 社育科で卒業できた生徒にのみ与えられる称号
世界の主要な大企業や政府までこの称号を持つ人間を求めてやまない
持っているだけで、将来は薔薇色確定の最高の称号
と同時に、一般高校生とはかけ離れた、異常、奇怪、超常、とも呼べるその人物の能力を表すものでもある
「まぁ、この中にはいないんじゃないー?」
赤茶が言う
「まぁだよねー 絢ちゃんと佩召は元々聞いとったがぁ…玲如はどうでしょうか?」
紺が聞いてきた
「考えたこともなかったなー というか絶対に入りたくないよー笑」
差し障りのない回答
よく覚えていないが昔は入ろうとしていたような気がするけど…何かモヤがかかってあんまり思い出せないし、、、まぁいっか
「まぁですよねーーぇぇ!! 正直、ある程度試験の内容が世間に知られ渡ってから、そのあまりに凄惨な内容に、社育科に入る生徒は激減したらしいんだ」
紺が言う
「何か難しそーだねー」
あまり頭の回っていない私は気づけば提供されていたコーヒーケーキに舌鼓をうっていた
「おいしー」
「フフッ 花より団子、ですわね」
紺がそう言うとみんなが微笑む。




