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詩集:紫の経験

アーモンズ デイ

作者: 歌川 詩季

 猫じゃこうはいかないかも?

 愛犬に会えない日は

 空に紫の虹が架かったって

 白蛇の雲がとぐろをまいたって

 落花生にはならずに

 なんだか ほろ苦い ALMOND'S DAY


 第2期の労働は気苦労も多く

 回転寿司で例えるなら マグロ奪い合い

 立地からすれば

 慰安に適したこの場所で

 ペースをおとしつつも

 目はぎらんとしたまま


 そんな(つか)()の休息である小旅行だけど

 かたわらに愛犬がいないんじゃ 落花生にはならずに

 やっぱり ほろ苦い ALMOND'S DAY


 もし いっしょにつれてきていたら

 温泉でさっぱりした顔を また

 よだれだらけに なめられるだろうし

 坂の多い観光地を

 さんざん散歩させられるはめになって

 かえって疲れてしまうことだろう


 あぁ だとしてもかまわないや

 はなれていると ことあるごとに

 ぼくはきみの息づかいを思い出してしまう

 だから ほんとは2泊3日にできたんだけど

 宿泊もせずに深夜バスで帰ろう

 さよなら ほろ苦い ALMOND'S DAY


 あくる朝 自宅へと帰り着いたら

 長時間のバスのシートがちょっと固くって

 温泉でせっかく休めた からだなのに

 だいなしに また ぎしぎしいわせるぼくを

 かけよっては顔をよだれだらけにしてくれる愛犬と

 落花生の日々がちゃんと待っていてくれるはずだ

 猫は「あれ? 帰ってきたの?」ってリアクションかも(苦笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] 猫のリアクションが想像できます笑。 でも本当は帰ってきてくれたことが嬉しかったりするんでしょうか。 離れて過ごしていても常に頭の中がわんちゃんでいっぱいなんて、まるでそれは恋みたい。 歌川さ…
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