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聖女戸惑う
眠りから醒めた私は酷くお腹が空いていることに気づいた。トイレにも行きたい。
こんな感覚が久しぶりすぎて戸惑う。
サークレットが外れていることに気づいた。
ーどうしようどうしようどうしようどうしようー
最早パニックである。
「と、とりあえずベルを鳴らしてレクトさんを呼びましょう」
リンリンリンリンリンリンリンリンリンリン
(いけない!パニックでベルを鳴らしすぎてしまいました)
ーガチャ
「何か用?うるさいんだけど。一回鳴らせば分かるよ。」
気怠そうなレクトが現れた。
「あ、あ、あ、あの……
お、お手洗いに…行きたいのですが……」
異性の年下っぽい子にこんな事を話すの恥ずかしい。
(あぁ、恥ずかしいってこんな感覚だったっけ…)
「その怪我じゃまだ動けないでしょ。オムツ当ててるから勝手にやっといて」
「おおおおおおおおおおむつーーーーーー!?!?」
大怪我をしたのだから当然なのかもしれないけれど、穴があったら入りたい。
こんな感情捨て去りたい。サークレットが恋しい。
その時
ぐーーきゅるるるるるる
盛大にお腹が鳴った
私の赤い顔は更に赤くなった。