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ドワン  作者: 上別府由樹
2/5

粗品

 処分。しかし、それにしては愛情を注ぎ過ぎた。何せもうオリジナルのジョセは目を覚ますことはないと思っていたのだから。ドワン自らは動けない。息子にも孫を殺させたくなかった。そこで思いついたのが、【虚言誘拐】。誘拐させるにはアメリカ人は使えない。マフィアは国を重んじる。そうだ、金に困ってるジャパニーズマフィアにやらせよう。そう、ドワンは計画した。


 【砂漠の蛇】、主に日本で活動しているジャパニーズマフィア、ヤクザというらしい。なんでも頭首が高齢で跡継ぎがいなく、何より金に困っているらしい。失策でコカインを警察に押収されたとか。もっとも、その警察は法で罰せず自らコカインを私用として持っているんだが。


 ーーーー(スマホのバイブ音)

「はい」

「わしじゃ」

「わかってます。電話にでるので」

「そうか」

「要件は?」

「そうじゃった。最近入れ歯がうまく」

「きりますよ?」

「んもう! いじゅわるなんだから!」


 ーーーーー

「はい」

「わしじゃ」

「わかってますよ。要件は?」

「切らない?」

「ふざけるなら斬ります(誤字ではない)が」

「ごめんね」

「いいから要件を!」

「なんかぁ! アメリカのマフィアを名乗る男からエアメールがきてな。金をたんまりやるから従えって!」

「なんですかその綿菓子みたいな内容は」

「わしが駄菓子屋だから?掛けてる?はっはっは! これはいっぽ」


 ーーーーーーーーーーーーー

「切らないで!」

「ボスがふざけるからです」


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