変わる話
「今の俺はどうだ!?」
建物がそこにはあり、俺はとりあえず、レベルを確認できる建物に来ていた。
ここは自分の今のレベルとか状態がわかる。
ちなみに数年前は引きこもりで無職だったため、色々とお金の払い方が大分変わっていた。
全てが現金じゃなくて、カードにお金が入れられるようになっていて、引きこもりの俺はそのカードさえなく、何も買えないという。
大変だった……。
これでは何も払えない!
そんな俺が!やっと、働き……うう。ありがとうございます。働ける所あってよかった……。
とにかく!
この建物!
珍しい道具も置かれている建物!
ここで、自分の状態を確認する。
では、建物の中へ。
ふふん。
もう、引きこもりで無職じゃない。
もう、怖くない!
あら、誰もいない。
顔を赤くして俺は静かに受け付けへ。
女性がそこにはいて、俺はカードを渡すと「お待ちください」とにこりと笑顔を向けられる。
うわあ!笑顔!!引きこもりだったから女性となんて、話すこともできなかったな……
体ふるえてたし……
いや、今も震えてるけど
カードを待つ間、珍しい道具を見にいく。
「…………」
うわあ!高い!
うん!これは無理だな
うん!無理!
買えない!
そこへ、女性から呼ばれるとカードを受け取る。
女性はニコリとする。
「体力が上がってます。がんばってるんですね」
話しかけられる時がある。
きれいでかわいい人だなあ……
「あ、はい………あ、あの!ありがとござます!」
女性は優しく笑う。
「これからもがんばってくださいね」
「ふ、ふぁい!」
建物を出ると
俺はカードを見る。
カードにはお金とか自分の状態が書かれている。
身分証明書になるためなくさないようにしないと。
体力………
あ、上がってる……
お姉さんがかわいい…………
本当に毎回優しい……
でも!まだまだ!変わってかないと!
よーし!がんばるぞ!
俺は!
うん!がんばれ俺!
俺は太陽へ向かって走りだす!
「俺は変わっていくぞ!うおおおおお!」
_____
ソラとルーの隣を男性が走って行った。
彼の顔はやる気に満ちていた。
ソラは男性を見つめる。
「今の人!元気いっぱいだね!」
ルーは。
「熱いな………」
「元気は大事!よーし、私も元気だすよ!」
ルーは走って行く彼を見つめる。
「……元気がよくていいな」
「ルーは冷たいね!でも!そこが好きだよ!」
「………………そうか」
ルーは浮かび、進んでいく。
ソラはついていく。
「ルー。先に行かないでよー」
ソラとルーは進んでいく。




