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ソラの思うことの話
ソラは、小さな少女だ。
太陽が熱い。
ソラは、「あついね、ルー」という。
ので、ルーはまわりをキョロキョロする。
ソラは、何となく思う。
_あ!ルーが涼しいとこさがしてる!?
わあ、ルーは自分のことは自分で守れとかいうけど、とっても優しいな
ルーは。
「…おぬし。あっちに行こう」
「ん?うん!」
ルーについていくと、荒野に傘のような形が浮かんでる。
三つほど浮かんでいる。
傘の色は右から赤、黄色、緑。
クルクルとまわる。
その下に行くと、涼しい。
下はなぜか涼しい。
「わあ、すずしーい!」
ソラは笑う。
ソラは思う。
_ルーは笑わない…?
ルーはあんまり笑わない。
でも。
心配してくれてる?
多分!
うれしい!ルーが大好きだ!
ソラはルーへと笑顔をする。
「ルー!大好き!」
ルーは。
「…そうか」
ソラは柔らかく幸せに笑う。
_私は、ルーが大好きだ!
「大好き大好きー!ルー!」
ルーは後ろを向いている。
でも、関係なくソラは伝える。
「大好き、大好き!ルー!」
ルーが大好きなソラは進む。




