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空の存在  作者: 進道勇気
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形の話

何かがまばらに立つ。

その何かは四角形の形がいくつもつなげられるようにされていて、ひし形の形をしている。


「……………説明しづらい場所だな」


ルーはつぶやく。

ひし形以外にも、五角形、七角形の形をするものも置かれている。


ソラは、ひし形の形をした真ん中を通る。

真ん中はひし形の形にくりぬかれている。


ソラは、他の形も真ん中がくりぬかれているので、通り抜けている。


「わー!何これ何これ!」


「何だろうな…………というか、説明しづらい場所すぎる」


ルーも、ぐちぐちいいつつ、通り抜ける。

特に何も起こらない。


「…」


ソラは、ただこの光景を楽しむ。


「あっちも行ってくる!」


「転ばないようにするんだぞ」


「はーい!」


ルーはソラを待つ。

ソラは、明るい。

あの明るさは驚くくらいだ。

なぜあんなにも明るくいられるのか。

ルーにはわからない。


「ルー!見てみてー!この形ー!」


ソラは、三つ葉のクローバーのような形から手を振る。


ルーは。

手を振られる。

必死で振ってくる。

ルーも手だけ上げる。


「ルーが手を振ってくれた!ルーもこっち来てよー!」


「我はいい」


「えー。わかったー」


ルーは。

静かに見つめる。


でも、明るさは救いになっている。

ルーにとって。

彼女は、まぶしい。


そこへ、ソラに連れてかれる。


「ルーも行くぞー」


「我、は、いいんだが」


「いいんだね!」


「そういういいでは……………」


ルーはソラに連れてかれる。

ソラは、ルーを連れていく。

ルーは。

少し、騒がしいと思うが、

多分

小さく笑った気がする。

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