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空の存在  作者: 進道勇気
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勉強というよりも図書館での話

ソラは町中の図書館に寄り、勉強をする。

勉強ではなく、本を読んでいく。

読めないところもあるが、ルーが昔のように教えてくれている。

ルーはソラと出会ってから教えられることは教えてきた。

面倒見がいいのだ。


「ルー。この字なんて読むの?」


「これはだな」


「和?わ?わ?なるほど、和か」


「辞典を見ながら調べて見た方が勉強になる」


「ふむふむ………んー何かなつかしいね昔も勉強いっぱいしたけど……私覚えられなくて」


「懸命に覚えようとしてた」


図書館では誰もいない。

誰もいないのは珍しい。

だが図書館で本を見るのはソラだ。

探しているのは『羽の本』。

羽の本を見つけるとソラは机に置く。


「羽の本だ……」


本を開くと様々な羽の図鑑で、本から現れる。


「前に羽が落ちてくる場所あったね」


「あったな」


その場所の羽もあるようだ。

他にも小さな渦を巻く部分のある青の羽。


「羽…………」


次のページをめくる。

そこには、黄色の巨大な羽が現れる。


「わっ。びっくりした」


ルーは、羽の現れたことで固まっていた。

ソラは笑う。


「ルーがびっくりしてる!」


「別に驚いてない」


「びっくりしたのに?」


「驚いていない」


「…………ふーーーん。ルーは何だかな」


誰もいない図書館で勉強をした二人であった。

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