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空の存在  作者: 進道勇気
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十二進の話

十二進じゅうにしんを歩く少女がいる。

十二進を歩くことは難しい。

一を進むために必要なものがある。

一を進む前にに零を歩かないといけない。


中央の彼女は十二進んだ。

一を進むことも不可能で倒れてる人や人以外がいる。

まだ立つものもいる。


そして、一さえも歩けないのが今のソラの状態。

彼女はいつものように歩いていて、急に引き込まれた。

他は倒れている。

が、倒れてない者もいる。その中に狼耳の少女がいる。


「何なんだよ!ここは?」


この場所の空間のあり方は?

まず、ここの地面は多くの赤い血管のようなものが通っている。

それだけであれば少し不気味さもあるがそこへザラザラと固形が落ちていく。

固形は宝石を砕いたようで輝きを放つ。

本物の宝石ではないらしい。


中央の少女は笑う。


「んー。一も行けないかー。でも大丈夫。あなたはそこにいる。ならきっと十二進行けるよ」


狼耳の少女はソラへという。


「おい、そこの子ども!あたしはサワ。あんた名前は?」


ソラは自分と気づく。


「は、はいソラです!」


「何で一も歩けないんだ?」


ソラは答える。


「あの、動けないんです………」


「動けない?なるほどな、動いてみろ」


ソラは歩こうとする。

が、体が重い。

うまく、前へ行けない。


「だめです……」


「あたしは二進は行けた」


「うーん、どうしたら」


少女はニコニコする。


「さあ。あなたたちみんな、考えるのはやめたの?あれ?もうやめたの?これで終わり?そう。そう。倒れてるあなたたちも立ちなさいよ」


立とうとしてる。


サワはもう一進進む。

少女は笑う。


「あら、一人三も進んだわね。あなたたちは?もうやめるの?」


立ち上がる。

サワはだが、そこからは行けない。


ソラは一も行けない。


「行けない……です」


ソラはけど、ルーと会いたい。

そのために行こうとする。


立ち上がった数名はまた進もうとする。


中央の少女は笑う。


「さあ、進んで。十二ね。みんな。ここでやめるのはつまらないと思わない?考えてみんな。こんな時どうしたらいいのか」


倒れてたものたちは立ち上がる。

少女は笑う。


「そう、それ。それが大事」


ソラは十二の大変さに気づく。

一を進んでみる。

重いけど、行けた。


サワは声をかけてくる。


「ソラ!何か思いつかない?」


ソラは二進んだ。

うーんとする。


そこへ、一人が手を上げる。

怖そうな仮面を顔につける男性。

彼は笑う。


「一人で必ず十二を進むの?僕十二は一人できついと思うよー」


彼はソラを見るとニコリとする。

ソラは、「あ」となったが黙る。


「僕はー。思います!二人で組んで六ずつ進むとか、三人で組んで四ずつとかにすればいいと思いまーす」


全員はなるほどと思う。

中央の彼女は何と答えるのか。

クスリとする。


「うん。それいいね!それならみんなで行けるね!オッケーオッケー。あなた!さすがね!」


仮面の男性は分かりやすく照れる。


「いやあ、そんなー。僕照れるよー」


一人で全て進まなくていい。サワはソラへ話しかける。


「あ、あたしと組んでくれるか」


ソラは笑顔を作る。


「はい!」


「ありがとな。ソラ!」


そこへ仮面の男性は声をかけてくる。


「僕もいれてー」


サワは笑う。


「おう!」


全員が組むと、そこから消えていく。


サワはお礼をいう。


「ありがとな。二人とも」


仮面の男性は笑う。


「いえいえー」


ソラも頭を下げる。


「ありがとうございます!」


ソラは消える前に気づく。

タッと走る。


そこに一人の少女がいる。

どうやら組めなかったようだ。


中央の少女はニコリとしてる。

ソラはいう。


「私と進もうです」


「あ…………」


少女はポケッーっとする。

彼女はキツネ耳の少女だ。

中央の少女はいう。


「あら、だめよ。もうあなたは進んだんだから。その子はここに残るのよ」


ソラはグッと拳を握る。


「だめです」


中央の少女はソラの青の髪飾りに気づく。

それをヒョイと取る。


「これ。ソロ専用髪飾りね」


「?」


「いいわ。これを私がもらうわ。これで、その子の十二進にする。この髪飾りは…ふーん。相当の一人ぼっちの証ね。ええ。これを頂いてもいいかしら?」


ソラは強くうなずく。


青の髪飾りはチャランと音を立て、残っていた少女の前に浮かぶ。

弾けるように髪飾りが光が舞う。

少女は笑う。


「さあ、あなたたちお帰りなさい」


_____________

ソラは目が覚める。

草原の中で彼女は眠っていた。

そこにはルーがいた。


「あれ?さっきの場所は?」


「どこかにいたのか?」


「じゅーにしん?」


「そうか。あの場所に行ってたのか。どうだった?」


「いっぱい誰かいて、あの女の子戻れたかな」


ルーは気づく。


「戻れてるといいな。おぬしの髪飾りなくなってるな」


ソラは頭に触る。


「は!ない……ソロさんごめんなさい。…でも」


ソラは前を真っ直ぐに見る。


「私はよかったと思う」


ルーは静かに答える。


「……そうか。行くか」


「うん!行く!」


ソラとルーは進む。

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