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空の存在  作者: 進道勇気
180/215

目的の話

_目的


_目的があるんだね


_目的がない人もいるんだね


_目的は必要だよね


_目的は必要かな?


_目的がないのはだめだよっ


_目的なんてない方がいいんだよ


_目的は何かな


_目的なんていらないよ


_目的………


ソラは歩く。


空中に多くの目的の言葉が浮いている。

誰かの目的が書かれている。


ソラの方へ声がする。


_やあ。君はなにしてるの?


「旅をしています」


_旅かあ。ここにはね多くの目的が浮いているんだ。


目的


・願いのために行く


・人の心を持ちたい


・あの人を好きになりたい


・夢を叶えたい


ルーが一つに反応する。


・会いに行くよ。君に絶対に会いに行く


ルーはその言葉に静かにする。

ソラはいう。


「どうしたの?ルー」


「いや。なんでもない」


_ねえねえ。君たちも目的置いていく?


ルーが答える。


「我たちは遠慮しておく」


ソラは「えー!」となる。


「なんでなんでなんでー!?」


「目的は分からない方がいいと思わないか?」


声は答える。


_えー。そんなのつまんなーい。でもいっかー。分からないのもわくわくー。わくわくー。まあまあ、見ていってよー。目的ー


目的が浮いている。

ルーも見ていく。

目的は浮いていて、飛んでいく。

そして、弾け消えた。


_あ。消えちゃったー


ソラは質問する。


「どーして消えたんですか?」


ルーは静かにしている。


声は笑う。


_叶ったからじゃないかな?おめでとおめでとー


ソラはうれしそうにしている。

ルーは静かに離れ、目的を見つめる。


「目的を持つものが多いな」


声はルーの元へ。


_何でもいいから目的を持ってると強いよ。かなりね。強い。君たちも目的はあるんだろう。ないようにみえて何かしら


ルーはソラを見る。


「目的なんてたいしたものじゃない」


_けどあるんだね!なければ旅なんてしないよね!


ルーは静かにつぶやく。

目的たちを見つめる。


ソラはルーの隣に立つ。


「ありますよ!目的は…」


ルーはいわせない。


「おぬし。」


「ん?何?」


「そろそろ行こう」


「そうだね!さよならです!」


声は手を振るようにしゃべる。


_またねー。聞きたかったのになー。聞きたかったのになー。


目的たちは空中に浮く。

目的を聞く


目的を聞いて


目的の叶う確率を30%もらうということで

声たちはここにいられる。

目的のあるものの力は存在するための力になる。


_あの子の目的を続けるために君はいわせなかったね。うんうんー。いわないことも大事さー。


_目的ある?


_目的あるね


_でも目的持ってるから自然に存在の力になったよ


_あの二人の目的は力になれたよ


_力になった


________


ソラはいう。


「ルー。どーしていったらだめなの?」


「あの存在には話してはならない」


「なるほど。話しちゃだめなのかー」


「あの者にはな」


「なんで?」


「言葉にすると良くない時もある」


「ふむふむ。なるほど!ルー何かすごい!ルーがいると変なこといわないね!」


「…そうか」


ソラは笑顔。


「ルーがいてくれてよかった」


ルーは特に反応なし。


「そうか」


「大好きだよっ。ルー」


「そうか」


「むー。」


ルーのいつも通りの反応に頬をふくらませるが、ソラは笑う。


「でももう慣れたのです!私はルーの冷たいはもう大丈夫です!ので!ルーのことを大好きといい続ける!」


ソラは続けた。


「ルー大好き大好き大好きー!」


ソラは続けることにした。

続ければルーもきっと好きというだろう。


ルーは静か。

ソラは後ろで伝え続けていた。


空は雲のない青空であった。

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