表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空の存在  作者: 進道勇気
152/215

箱形の板の話

荒野。

そこにあるのは多くの箱形の板。

それは、四角形の形で、真ん中にドアノブが飾られていた。

他には、りんごが真ん中にあったり、赤の色ペンが中央にあるものもある。

飾られた箱形の板は浮かんでいる。


そこに、箱形の板を手に持つ少女は、中央に時計を入れたり、他にもふたの持つところの部分を入れたりとしていく。

女性は、緑の髪を後ろに三つにしばり、静かにしていく。


そこへソラが来る。


「………お姉さん!これは何ですか?」


ソラは笑顔で聞いた。

お姉さんと呼ばれた女性はソラを見ない。

自分のしていることを続ける。


「お姉さん、これは何ですか?」


ソラの言葉は聞いてないのか無視だ。


ソラはでも、見つめる。


箱形の板が荒野に飾られていく。

不思議な光景だ。


女性は、飾り終わると、ソラに気づいて驚く。


「ど、どなた!?」


ソラも驚くが笑う。


「お姉さん。そのいっぱいなのは何ですか?」


女性は、本当に気づいてなかったようだが、気づくと優しげな表情になる。

どうやら集中しやすい人みたいだ。


「これは、命渡いのちとと呼ばれています。これを飾るのはいつか使うときのためなんです」


ソラは不思議そうにする。


「いつか?ですか?」


「いつか。使うときが来るので、その時まで明るい光をたくさん浴びてもらうんです」


ソラはよくわからない。


「よくわかんないです……?」


女性は、ニコリとする。


「いつかここへ来た方たちのためです」


ソラは話を聞きながら、多くの飾られた箱形の板を見つめる。


特になぜか気になるのはりんごが真ん中にあるもの。


「なんか……これ………」


女性は驚いた目をする。


「わかるんですか?最近ここへ訪れた方がお使いになられたんです」


ソラは、りんごへ手を伸ばす。

そこからは何かあるけど何も感じない。


「もう少し、このままにしてまた別のものを置くんです」


ソラは


「そう、なんですか?」


女性は、遠くを見つめて笑う。


「はい」


飾られた箱形の板の中をソラは歩き、通りすぎていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ