春眠りの話
春眠り。
春に眠るものたち。
冬に眠るものもいるが、この大陸では春に眠る。
ソラは春という季節の中にいた。
ソラとルーの知る春とは動物や植物が動きまわってるのが。
ここでは、春という日差しの明るさの中で何もいない。
草も生えていなく、花は咲かず、動物はいない。
どうして春とわかるかというと。
隣の物語見守りの女神がずっとしゃべっているから。
「それでは。ミヨ。ここは春という季節なの。でも、春だけどここでは春に眠る場所よ」
物語見守りの女神と少女ミヨはソラの隣にいた。
「物語を見守るとは、様々な場所へ行くということなの!」
ミヨはしっかりと教えてもらっていた。
ちゃんとメモ帳まで用意して書いてる。
ソラは、離れようとするが。
「と、いうことで!旅をするソラちゃんの物語を見にいきましょう」
そこへ浮かぶ犬。ルーが出てくる。
「我の主についてくるな」
物語見守りはニコニコする。
「いえ!ソラちゃんについていけばミヨに分かりやすく教えられるわ!ので!ついていくわ!」
ルーはソラを見る。
「いいのか?おぬし」
「わかりました!」
「いいのか………」
ルーは物語見守りの女神へ睨む。
「我の主の邪魔だけはするな」
物語見守りの女神はニッコリとする。
「しないですよー!きゃっほー」
ミヨは「あの、さっきと雰囲気違くないですか?」といわれても!気にしない女神!
ソラは、春の眠りから起きたのか何か、オオカミのようなモンスターがいる。
フラフラとしていて、ソラは近づくと
バキンッと割れる。
物語見守りの女神はいう。
「あーあ。春眠りから起きるから、起きたら命がなくなるから春眠りしてるのに」
ソラは、割れたのを見つめる。
「起きたらだめなんですか?」
「うん。この大陸のものはこの季節に起きたらだめなの」
女神はニッコリとした。




