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空の存在  作者: 進道勇気
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もらった話

「私はもらっちゃったー。この場所をー。私はセンス?がないからひどいことになりそう、ふふ」



ソラとルーは、荒野を歩いていくと、真っ暗な場所に着く。

ソラは、その暗い場所へ手を伸ばす。

特に何もない。


「ルー。なんか暗いね」


「そうだな。暗いな」


______



二人の少女は話す。


「この場所は何色にしようかな。ねえ。リーシャ。ここは何色にするといいのかな?」


「マル様。マル様の好きでいいと思います」


「石の色は黄色かしら?空の色はオレンジ?緑?リーシャは何がいい?」


「マル様のお好きのように」


「私がこの場所をもらったんだから私が好きにっていわれたけど……ここで生きるものはどうしようかしら」


「マル様の好きなように」


「人はだめなんだってね。前のものたちは失敗したんでしょ?私も失敗してはだめよね?」


「そうですね」


マルは色やここにあるものを決めていく。


「水は青透明かしら?んー。生き物は………んー。んー。楽しいわね。」


リーシャは静かにしていた。


____


ソラとルーの前で世界は出来た。

二人の前に真っ暗な場所が、色がついていく。

そこは。


「?ルー行ってみよっか」


「そうだな」


その先には。


ねじれた塔がグニャリと重なり合っていたり、ピンクの城が建っていたり、ケーキが置かれていたりとメチャクチャだ。

他にも空は緑と赤と黄色が混ざるような色。

遠くの海は青透明。


ソラとルーはその中を歩いていく。


「わー!すごいね!」


「………………そう、だな」


ルーたちはよくわからない場所にいた。


____


少女は、マル。

水色の髪は左に結っている。

ピンクの城から外を見つめていう。


「んー。私のセンス?ってないなーでも!リーシャ。私にここをくれたことが悪いよね?」


もう一人はリーシャ。

赤と白色の髪をツインテールにしている。

後ろの方にいる。


「マル様はたしかにないですね」


「リーシャ。ひどいよー?でもさ、これもいいんじゃないかなー?」


リーシャは、後ろへと下がっていき、廊下にいる。

廊下で誰かと話す。


「渡された場所を生き物はなしにしました。これでもう失敗することはないと思います。はい。では、私はここへ入ってきた生き物は別へ逃がせばいいんですね。はい。分かりました」


リーシャはマルの元へと行く。

リーシャはいう。


「マル様。私。少し行ってきます」


「んー?いってらっしゃい」



_______


ソラとルーはその場所を出た。

ソラは笑う。


「おもしろかったー!」


ルーは後ろを向く。

遠くに誰かいる。

が、ソラの方を向く。


「おぬし。行くか?」


「ん?うん!行こう!」


ソラとルーは進む。



_______


リーシャはツインデールの髪を揺らす。


「生き物はここを出ました。はい。次ですか?分かりました」


後ろを向いて歩いていく。

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