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罵られ捨てられた少年と魔物使いの少女  作者: 儚月
第二章 学園での日々
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閑話 シンとクリスの考え

あらすじ レイたちは王都についたよ

〜〜シン視点〜〜


シンは学園から森への帰り道を考えながら駆けていた。


カレンからソフィを通して助けをもらった時は必死で行ったのもだ。

古のリッチなんてものが現れるなんて思ってもいなかった。


あのリッチは確かに魔王の手の者だと言った。

だが、前回の魔王や伝え聞く中の魔王はあんな強大な力を持つ配下を従えていなかったはずだ。

何か嫌な予感がするな。

森に帰ったら何かあった時の為に全員で訓練に励もう。


それにしてもレイのやつ、しばらく見ないうちにどれだけ魔力を増やせば気がすむんだ?

最初にあった時もかなり多いと感じていたが、今となっては規格外だったぞ。

成長期に訓練しているとういのもあるがどうやったらあんなに増えるんだか。


カレンの力もなんだったのだろうか。

あの白き獣たちからは何か神聖な雰囲気を感じ取ったから悪い力ではないはずなんだが。

リッチにしろ、レイにしろ、カレンにしろ最近は規格外が多いな。


そして一番はあのクリスとかいう男だ。

伝え聞く話では、近年作られた王国史上初めて貴族以外を正式に取り入れた暁闇騎士団。

太陽にも月にも祝福されない魔物たちを狩ることを目的とした完全実力主義の部隊。

勇者の件も何か臭うな。しかし、現状では王都が一番安全なところであることも否定できねし、悩みどころだな。

今度、カレンたちのことも含めて古き仲間へ訪ねに行くか。


我らの森もまだ安全とは言い切れない。だが、今は一刻を争っているわけではない。

そこまで多いわけではないが、まだ時間はある。


とにかく今は我らも力をつけよう。何かあってからでは遅いから。


〜〜クリス視点〜〜


最近、私の周りではとんでもないことがよく起こる。


街の救援で騎士団で向かって見ればとんでもない魔力を持った少年に会うし、助けて欲しいと言われ一緒に進むと今までの魔物を圧倒する様なアンデットとそれに拮抗して張り合ってる狼がいる。そこから狼と共闘して戦うことになり、さらに少年の隣にいた少女が魔物たちを従えて行く。


正直何が起こったのか理解できないがこの子達は貴重な人材だ。今、魔王との戦闘が激化しいるしなんとかして王都の方へ呼び寄せれないかと交渉して見ればあっさりと承諾してくれた。あまりこういうとこが得意でないので助かる。


その後の学園の復旧作業でも人の数が明らかに少なくなっていたり、妙な魔力の残滓を感じたりと本当に今まで起こったことの範囲を超えたことがよく起きる。


王都への向かう道は馬で街道を進んで行ったがいつもなら厄介な虫や獣の変化した魔物たちは、少女が追い払ってくれるのでかなり早く王都に到着できた。とんでもないことはよく起こるが運は私たちに味方しているのだろう。


この任務が終わった後は休暇がもらえるはずだ。どうせ自主練か面倒な会議以外やることがないし丁度いい、彼らの訓練の様子でも見ることにするか。




いつも御愛読ありがとうございます。

これにて第二章終了となります。

第三章も今まで通りゆっくり書き進めていく所存です。

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