3話 どうやらこの世界のことが分かってきたようだ
更新遅れて申し訳ありません。
俺は5歳になった。
この5年間、俺はこの世界について調べていた。
まず、この世界はゼイヴァルと惑星でその中でも七大国が各大陸を統治をしているという。
俺の住んでいる街はローゼル王国管轄下の街でガムル。ガルムはローゼル王国でも2番目に大きい街らしく、俺も生まれてからこの街の活気は凄いと思っていた。その他にもローゼル王国には5つの街があり、王都テレスはガルムの倍近い広さらしい。
他の国は、シーシル聖国、アイゼル帝国、ウィカルト獣王国、プレイム共和国、ダムリド精霊国、グギム巨人国の七大国。
そしてこの世界にはステータスの概念がある。『ステータスオープン』と考えるだけで自分のステータスを確認することができる。
5年経った俺の現在のステータスは____。
【 名 前 】 ソル・ヴェルト
【 年 齢 】 5
【 身 長 】 120
【 重 量 】 20
【 職 業 】 なし
【 称 号 】 転生者
【 レベル 】 1
【 H P 】 50
【 M P 】 50
【 S P 】 100
【 攻撃力 】 20
【 魔 力 】 30
【 防御力 】 30
【 精神力 】 100
【 スキル 】 なし
【特殊スキル】 融合 Lv1
色々調べたが、5歳としては平均的なステータスだ。
スキルは融合以外のスキルはないが、スキルは一定の熟練度や魔導書等の条件によって増えるスキルと条件不明で突発的に現れる特殊スキルの2種類があるらしい。
他人のステータスを閲覧するには本人が許可するか、特殊スキルがないと見れないようなので称号と特殊スキルがばれることはそうそうないはず……。
今後の目標としては鑑定スキルと剣術スキルを取っていこうと思う。鑑定スキルは冒険者ギルドにて魔導書が高額で販売している。剣術スキルは地道に修練をしていこう。
5歳からこの街では3年間、王立第二学園に通うことになるらしい。
「学園に入るまで3ヶ月程ある……。まずは、ライル父さんと出来るだけ特訓してもらおう。」
ベットから飛び降り、父さんの部屋へ向かう。
「おはよう、父さん。部屋にいる?」
扉の前に立ちノックをする。
「おう! 入っていいぞ!」
扉を開け部屋に入ると、寝室で朝から筋トレをしている父さんが居た。
「父さん、いきなりだけど俺を鍛えてほしいんだ。」
「おう!いいぞ!だけど、突然どうした?学園まで待ちきれないか?」
父さんは即答したが、突然のお願いだった為少し困惑していた。
「それもあるけど、今のステータスだとどうしても学園でやっていけるか不安だから。」
「5歳ならそれくらいのステータスで十分だと思うけどな……。」
父さんには俺の称号と【特殊スキル】以外のステータスは口頭で伝えてある。
俺に特殊スキルがあるとわかったからといって父さんは稽古してくれないわけでは無いと思うけど、俺は今後もしものことがあった時に出来るだけ色々な事を覚えていった方がいいと考えたからだ。
後は【融合】のスキルも確認しておかないと……。
「じゃあ、まずは体力づくりからだな!今のままだと2.3回斬りあいしただけでぶっ倒れるしな!初日だしまずは俺と一緒に毎朝のトレーニングでもするか!」
俺は頷くと父さんと一緒に外に出た。
そして、この日から地獄の朝練が始まるのだった___。
まだもう少し世界設定の話が続きます。