なな
「やっほー!マエダくーん!!」
「あぁ、タナカさん。コッチでは初登場ですね」
「初登場がバレンタインだなんて!ロマンチックだねぇ〜」
「ソウデスネー」
「どうして棒読み!あっ、そうだそうだ」
「どうしたんです?」
「いや〜、マエダくん達が第4部で外見の話ししてたからさ!」
「タナカさんもしようと?」
「そうそう」
「どうぞ」
「フリよろしく!では…いっくぞー!!」
「テンション高いですね。じゃあまずは、髪の色」
「茶色気味の黒!」
「ササキと同じですね」
「うるひゃい!」
「髪型は?」
「お下げ髪!」
「え〜」
「なんで!?」
「目の色は?」
「紅蓮の赤!」
「はい、黒ですね」
「いや待って!よく見て!!」
「ん〜?ん??」
「これが、目の色を変えるってやつだね!」
「本当に色が変わってるんですけど」
「ま、いいじゃん!はいつぎ!!」
「……身長は?」
「163㎝!」
「俺より10㎝以上小さいんですね」
「小動物みたいで可愛いだろ?」
「あと、20㎝削ってから言ってください」
「うへい!」
「うへいって…」
「ああそうだ、チョコ食べてくれた?」
「チョコ?タナカさん、俺にチョコくれましたっけ?」
「ん?ほら、ダンボールに入れて」
「あれかぁ…」
「どう?」
「俺、甘いのダメなんでササキに食べてもらいました」
「ササキの野郎!!!」
「よっすマエダー。ん?タナカじゃん。よっす!」
「キシャァァァアアアア!!!」
「うぇへ?な、なに?え?怖い……っってぇぇえええ!!!痛!!何で蹴るの!?」
「ササキ、お前を消す!」
「ヒィィッ」
「タナカさんの赤い眼、どっかで見たことあると思ったら…レジのバーコードリーダーの光みたいですね」
「そんなのどうでもいいから助けてマエダ!!」
「ササキャャァァアアア!!!」
「あああぁぁぁぁああぁぁぁああああ!!!」