表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王子様のリンゴ  作者: 苺鈴(腐)
2/16

イチゴとお月様

「リンゴー!どこにいるのー?」

 リンゴは、見つからない…。

 リンゴがいないと、僕は、またひとりぼっちになっちゃう…。

 この森のなかで人間は僕とリンゴだけだから…。

 

 僕は、空を見上げて、白くて丸い大きなお月様に向かって呼びかけた。

「お月様、お願いです。リンゴがどこにいるのか教えてください!」

 お月様は、何にも言わない…。

 お月様なら、空の上からセカイ全部を見ることができるから、きっとリンゴがどこにいるのか教えてくれると思ったんだけどな…。

「リンゴ…。どこに行っちゃったの…?」 

 というか、ここどこだろう?…リンゴを探して森の奥まで来ちゃったけど。

 僕、1人でこんなところまで来たことないし…。

「僕、迷子になっちゃった…!!」


 僕は、地面に座り込む…。今日は、もうここで寝よう。疲れちゃったし、眠いし…。

 明るくなれば、帰り道がわかるかもしれないし…。リンゴ、どこ行っちゃったの…?


 

 リンゴがいない夜。

 ひとりぼっちの夜。

 お月様が静かに照らす夜…。


 リンゴがいないと、眠れないと思ったけど、僕のまぶたはが僕の瞳を閉ざして…。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ