表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説家になろう投稿から一周年

作者: 千羽 銀


 実は九月二十七日、私が小説家になろうに投稿して一周年が経ちました。


 元々小説家になろうの作品は読んでいましたし、時間が余れば小説を数十文字書く日々。

 学校に行き、部活をし、それが終わった後に出来る読書以外の娯楽。

 ゲームはあまりする人ではなかった私は、小説を書くことが何よりも楽しく、なろうの作品を読むのが楽しくなっていました。



 私が小説や漫画等に触れたのは、今から十年ほど前のこと。


 当時、週刊漫画雑誌で連載してた、


『おとぎ話に憧れた異世界に行った少年が、けん玉の形をした喋る武器と仲間たちと一緒に世界を救うお話』


 それを読んで憧れたのが切っ掛けです。

 実はその本は十年経った今でも大切に保管してますし、私のユーザー名の『千羽 銀』の『銀』は、その主人公の名前から戴きました。


 まぁ、それはどうでもいい話でしたね。


 私はその漫画から色々な創作に手をだし、読んだりしていました。

 中学二年生の時に初めて携帯を買ってもらい、そのメールボックスに自分の小説を書いていたりしていました。

 それを書いて他人に見せる。今、思い返すと駄文だし下手くそ過ぎて恥ずかしいですが、あの頃はそれが嬉しかった。


 あの頃影響を受けていた作品は『生徒○の一存』や『灼眼の○ャナ』などで、無駄にギャグの話を書いたり、異能を持った美少女に助けられ、平凡な日常から一転して戦いの世界に入っていくバトルを書いたりと、かなり影響されていましたね。

 まぁ、それは大体一話でエタったのですが。


 兎も角、私にとって漫画や小説はとても大切なものでした。



 それじゃあ、なんで小説家になろうに投稿したのか。


 ちょうど高校生になって間もない頃、パソコンで面白い作品がないか検索していたところ、今でも話題になっている『リゼロ』の名前を発見しました。


 まだまだお金もなく、書籍を買うのが苦しかった私は、ネットで読めるこの作品を読み、そして惹かれていきました。


 それからです。私がこのサイトに関わるようになったのは。


 高校一年生の冬、私は念願のスマートフォンを買ってもらいました。フリック入力にも戸惑うなか、私は小説を書き始めました。


 それが私のなろうでの処女作である『空中迷宮』でした。


 ただネット投稿の作品に憧れて書き始める日々。3ヶ月に一話書くときもあれば、一週間で二話書いていたりする時もしました。


 そして何故投稿しようと思ったのか。


 それは高校二年生の夏。宿題で出した創作文。それが先生に評価され、学校の文集に載せようかという話になったことが一番の要因だと思います。


 誰かに評価され、感想を貰えることがとても嬉しかった。


 そして投稿するその日、何故その日になったかというと、私がまだなろうに会員登録していなかったからです。


 まぁ、こんなになろうに関わっていたのに今更って言われるかもしれませんが、それは少し理由がありまして。


 登録する時のメアドに『.』が抜けていたのにずっと気付かずにいたため、登録手続きのメールが届かなかっただけなんですが。



 閑話休題。



 つまりその投稿した日は私がなろうに登録した日でもあります。ちょうど午前11時ごろだった筈です。

 私は今まで書き溜めていた話を二話ほど投稿し、部活に行きました。


 ソワソワとブクマや感想が来るか期待して部活中でもスマホを気にする数時間。それがとても長く、待ち遠しく感じました。


 そして部活が終わった直後、自分の作品――つまり当時の題名だった『【空中迷宮】の魔法剣士』のページへと飛び、ブクマをチェックしました。

 ブクマは『7』。ほんの数時間の間に、私の作品をこれからも読んでくれる人が七人もいたことに感動しました。


 家に帰ってから、何度も何度も小説情報を眺めたりしていました。


 あのときに感じた感情。『充実感』というのでしょうか。とても嬉しかった。


 ランキングに載ることなんて気にしていなかった。読んでくれて楽しんでくれれば。

 そんな風に思った時に来た初感想は『誤字報告』。

 一瞬ガッカリしてしまいましたが、それは私の作品を真面目に読んでくれた証拠。やっぱりそれでも嬉しく、にやにやと頬を緩ませました。


 その後ランキングに載ったり色々なことがありましたが、今でも一つ一つのブクマや感想が有り難いものです。

 処女作は黒歴史とか聞きますが、確かに黒歴史であり、私の『小説家になろう』での大切な日々の思い出です。


 この度、エッセイというか今までの記録を書いてきましたが、ちょうどリアルの方も落ち着いたため、このお話を書かせていただきました。


 リアルの方……というのも、先日、私はとある企業に就職内定を戴きました。

 個人的には『あの企業に私なんかが内定を戴けるなんて……』と思いました。主にSDカードなどを製造している有名な企業で、本当に喜びを噛み締めている今日この頃でございます。


 そしてその企業に合格できたのは、きっと私の心の奥底に『小説家になろう』の存在があったから。

 受験勉強などの辛い日々を乗り越えたのは、支えてくださった読者の皆様や、憧れの作家の方。懇意にしてくださる作家の皆様のお陰です。



 私はこのサイトに出会えて本当に幸せでした。



 これからは卒業するまで思う存分小説を書ける身。

 現在考えている新作や短編、『空中迷宮』の更新の予定で頭がいっぱいです。



 長々と書きましたが、投稿しようか迷っている方。


 小説を投稿するのは怖いことかもしれません。ですが、投稿した後に思うのです。


 『――良かったぁ』っと。


 もし投稿したくても投稿出来ない方は、短編でも投稿してはいかがでしょうか?

 先輩からのアドバイスです……いや、先輩じゃないけど。


 そして既に投稿してらっしゃるなろう作家の方々。


 ありがとうございました。

 私は皆様のお陰でこのサイトに出会い、惹かれ、結果的に素晴らしい思いを感じることが出来ました。

 感謝の一言しかありません。


 私にとって、この一年はとても充実していましたから。



 もしよろしければ、これからも宜しくお願いいたします。

 長々と書き綴りましたが、ここで終了したいと思います。




 『小説家になろう』……万歳!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ストーリー性のある文章からその時の心境なども伝わってきて、読んでるこっちまで初心に戻った気分で楽しくなります。 改行もされており、読んでて苦になりませんでした。 [一言] メル〇ヴンとは、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ