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「分かった」
だから、池田くんの気持ちを少しでも軽くしたくて頷いた。
不安そうな顔で言われたら、頷いてしまう。
今まで綾部先輩の存在も、姿も学校で見た事がなかったから、会う機会なんて滅多にないと思うけど。
池田くんは家の前まで送ってくれて、また明日と手を振って別れた。
なんだか、少女漫画のヒロインみたい。
恋愛漫画の青春みたいなシチュエーションって、理想とまではいかないけど、漫画みたいな恋って憧れちゃうから、凄く胸がドキドキする。
きっとデートもするんだろうな。
鉄板に遊園地とか、映画館とか、公園でお散歩しながらおしゃべりするのも楽しそう。
これからどんなふうに私、池田くんを好きになっていくんだろう。




