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元々私と池田くんは、そこまで親しいわけじゃ無かった。
池田くんは誰にでも優しくて、明るくて、気遣いが出来て、いつもクラスの中心に居る人。
しかもサッカー部だから体は引き締まってるし、身長だって高いし、目はぱっちり、鼻筋も通ってるから女の子から評判が良い。
対して私は静かな方が好きだし、目立ちたくない、顔だって可愛くない。
でももう、16歳だし、恋愛とか興味はある。
そんな時、池田くんに告白された。
顔を赤く染めて、真っ直ぐな瞳で気持ちを伝えてくれた池田くん。
何がきっかけで私の何が良かったのか分からない。
でもその熱意に胸がドキドキして、きっと私、池田くんを好きになれるって思った。
休憩時間に今まで話したことの無い男子から、ずっと池田くんは私に片想いをしていたと話され、うんうんと友達も頷いていた。
気づいてなかったのは私だけだったみたい。
その日のうちに連絡先を交換して、早速今日から一緒に帰る約束をした。
お互い部活をしてるから、終わったら校庭に来て欲しいと言って、池田くんは教室を出て行った。
私も荷物を持って、美術室へ向かった。




