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放課後、部活終わりにサッカー部に向かう。
昨日と同じように池田くんを迎えに行き、また部員にからかわれながら一緒に帰った。
そして校門を過ぎたあたりで、池田くんから手を繋いできた。
びっくりして顔を見ると、照れているみたいで、池田くんは頬を真っ赤に染めて上を向いていた。
私まで釣られて赤くなってしまう。
凄い、本当にカップルみたいだ。
少女漫画の恋みたいな、キラキラと可愛い恋に憧れていた。
私、今、ヒロインみたいな事してる。
そうだ、昼休みのこと、池田くんに……。
……いや、連絡しなければいいから、言うまでもないか。
それに、せっかくのこの雰囲気を、壊したくない。
スカートのポケットに入ってる紙を気にしながら、オレンジ色に染まる空の下を歩いた。




