・登場人物&その他(8巻終了時点)
今話は、8巻のまとめであり、ストーリーには一切影響しません。
読み飛ばして頂いても、全く問題ありません。
(※Web版と書籍版では、大きく異なります)
★登場人物(8巻終了時点)
・賀茂 一樹 冤罪で地獄に墜ちていた輪廻転生者。A級陰陽師。
・相川 蒼依 イザナミから分離独立した女神。蒼依姫命。
・五鬼童 沙羅 鬼神と大天狗の子孫。B級陰陽師。
・水仙 絡新婦の妖怪。一樹の式神。
・花咲 小太郎 A級陰陽師。
・赤堀 柚葉 C級陰陽師。子龍。
・祈理 香苗 B級陰陽師。三尾の妖狐。
・宇賀 みや A級2位。人魚。副会長。
・豊川 りん A級3位。三尾の妖狐。
・向井 元善 A級5位。守鶴の子孫。協会長。
・春 気狐。陰陽同好会の講師の統率者。
・おゆう 地狐。講師の1狐。楮狐(波野村の伝承)
・福 地狐。花音の式神。伊勢福『義残後覚』
・温羅 A級中位。桃太郎伝説の原典となった鬼神。
後輩 幹部組(推定・中級陰陽師以上)
・五鬼童 凪紗 B級陰陽師。鬼神と大天狗の先祖返り。
・九条 茉莉花 C級陰陽師。昨年4位。東京都の陰陽大家。
・鶴殿 優斗 C級陰陽師。昨年5位。九条の分家筋。
・松園 冬香 未受験。九条の分家筋。
・小倉 達季 未受験。羽林家。
・九鬼 夢乃 未受験。三田九鬼(本家)
・九鬼 隆士 未受験。綾部九鬼(分家)
後輩 補欠合格組(入会時点でG級上位未満)
・矢田隼人、狹岡智哉、赤穂健太、率川仁
・添御紗紀、宅布世玲奈、小森花音
※花音の苗字は、菅田の森と、子狐の子守(小森)から
隼人達の苗字は、延喜式神名帳に記された大和国の各社から
(矢田坐久志玉比古神社、狹岡神社、率川阿波神社、赤穂神社、
添御縣坐神社、宅布世神社)
受験者数 1520人(前年が366人で、1154人の増)
入会者数 196人(推定中級以上7人、中間層182人、呪力不足7人)
既合格者 3人(凪紗、茉莉花、優斗)
★8巻で使役した式神
・平安時代の霊(224話) 大蛇退治に赴いた霊 (※使役者=隼人達)
・伊勢福(225話) 地狐 (※使役者=花音)
※平安時代の霊は、刀や鉄製の矛を持っている。
★呪力・強さ(勾玉や羽団扇など霊物による加算を省く)
S級中位、200万 = 天竜魔王
S級下位、100万 =
A級上位、40万 = 豊川、良房
A級中位、20万 = 蒼依、信君、犬神、温羅
A級下位、10万 = 牛太郎、香苗
B級上位、 4万 = 沙羅、水仙
B級中位、 2万 = 凪紗、鎌鼬、八咫烏
B級下位、 1万 = 柚葉、猫太郎、雪菜
C級上位、 4千 = 晴也、小太郎
・香苗の上昇(B級上位→A級下位)
火行護法神を継承(身体の修煉による、仙狐の要件を全達成)
神刀・小狐丸と二神の御利益を含めて、A級に到達した
・柚葉の上昇(C級上位→B級下位)
火行の世界で大蛇として怨みを募らせ、二尾に殺される疑似体験をした
A級中位(鬼神)の温羅を討滅して、魂魄の一部を吸収した
※8巻終了時点で、香苗はB級陰陽師、柚葉はC級陰陽師。
・香苗はA級下位の力を持ったが、本人がA級として活動したいわけではなく、
A級だとは申告していない。そのため現在は、B級のまま。
・柚葉はB級下位の力を持ったが、常任理事会は5月1日(227話)で、
力の上昇は5月4日(231話)。次は半年後なので、当面はC級のまま。
★一樹の呪力消費(8巻終了時点)
一樹の呪力=200万 (陽気の半分50万+神気100万+龍気50万)
使役に消費= 90万1681(45.08%) 7巻から香苗昇格
残った呪力=109万8319
※消費量は、使役する全ての式神を最大出力にした場合
例=幽霊巡視船を出さない場合、その分の消費は抑えられる
★嫁取り橋の大蛇と、菅田狐(火行護法神)の諸々について
☆時系列
794年 平安京へ遷都
980年 地狐が、7人の捨て子を拾う
984年 茶屋の娘が、大蛇に変じる
986年 地狐が、大蛇の調伏に失敗
989年 菅田の森で、小狐が拾われる
1004年 小狐が、八条が淵の大蛇を調伏
☆様々な文献で、一致する部分
・時代は、平安時代(794~1185年)。
・大蛇と化したのは茶屋の娘・こまの(18)で、相手は飛脚の男(24~25)
・嫁取り橋は、奈良県大和郡山市八条町に橋と墓が現存し、市のHPにも載る。
https://x.gd/Q3Wni
・小狐は、菅田の森(現・大和郡山市八条町。八条村の隣の菅田村)で拾った。
・小狐を拾ったのは、地元の庄屋(当時は名主)の妻。
・大蛇討伐の『小狐丸』作刀は、一条天皇(980~1011年在位)時代。銘は「義憲作」。備前国の刀工・義憲は、古備前高包(999~1004年)を作刀。
・小狐は、大蛇を討ち果たして死んだ。
・大蛇の調伏後、『小狐丸』は石上神社に奉納された。
☆備考
・石上神社では、小狐が刀鍛冶の弟子に化けて刀を作った、献上されたと伝える。
https://www.isonokami.jp/map/16.html
・稲荷神や源九郎狐が与力した伝承もあり、源九郎稲荷は大和郡山市。
・古代氏族名鑑の『新撰姓氏録』(815年)に、天久斯麻比止都命(天目一箇神)の末裔の菅田首という人物が載り、鍛冶を営み、大和と近江に分族が居た。
・その菅田一族が、自分達の始祖を奉じたのが、菅田神社と伝わる。
・菅田神社(八条)は、『延喜式』(927年)に載っており、当時も存在した。
・いくつかのサイトには菅田比古命(祖先)も祀ると書かれるが、「菅田比古命=天久斯麻比止都命=天目一箇神」で、同じ神。
★その他
2024年12月20日(金)、第5巻発売しました!
・書籍版
すると姚音が、単独でピアノを弾きながら、ドイツ語で高らかに歌い始めた。
「ドイツの詩人ゲーテの詩を元にした、シューベルトの歌曲『野ばら』ですね」
音楽に詳しくない一樹の横で、元は卿華女学院だった沙羅が補足する。
「どういう歌なんだ」
「乱暴な少年に、清らかな乙女は手折られました。責任を取って下さい。という歌です」
・共通特典『牡丹灯籠』
女は、一四歳から一五歳ほどの女の童(奉公する少女)に、牡丹花の灯籠を持たせて歩いている。
釣られて付いていくと、少し歩いた先で、女が語り掛けてきた。
『今宵の月に誘われて出てきましたが、夜更けの帰り道は怖いので送って下さい』
・電子特典『賢淵』
枕草子
淵は、かしこ淵は、いかなる底の心を見て、さる名を付けんとをかし。ないりその淵。誰にいかなる人の教へけむ。
訳
かしこ(畏れ多い)淵は、いかなる底の心を見て、このような名を付けたのだろうかと面白い。な入りそ(入るな)の淵は、誰に対して、いかなる人が戒めたのであろうか。
・TO特典『イワイセポ』
「一樹君は、オーストラリアのウサギ戦争を知っているかな」
「はぁ、ウサギ戦争ですか」
「知らないようだね。説明しよう。オーストラリアは、ウサギに負けたんだ」
書籍版は、Web版の10倍面白いです!
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