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架院学園if

作者: ときのん

戦闘シーンが凄まじく苦手のため、表現が下手です許してくださいお願いします(´;ω;`)


あと、正直小説読むより○witterで架院学園のタイムライン見てた方が楽しいです多分。ご了承くださいませ_(:3」 ∠)_

「ハジメマシテ、本日は……えーとなんだっけ?」

「書庫」

「……やめないその名前?」

「私が此処の依頼所創ったんですけど?」

「はぁ……あーえっと、我らが書庫へようこそいらっしゃいました。本日はどのようなご依頼で?」


軽そうな男と重そうな本を大量に背負った女がそう言った。正直、もっと強そうな人に話を聞いて貰えると思っていたが……まぁ仕方ない。僕は口を開いて依頼を伝える。


「実は……」


----------------------------------------------------------------------------

「だってさ、秋夜くん」

「秋夜くんってやめろよ、そんな歳も変わらないし、第1アンタの方が下だろ歳は」

「そうよ。まだ若いのよ」

「はいはい、で、依頼は本当に合ってるの?」


秋夜は司書しかくにそう問う。司書はアンタも同席してたでしょ……と言いたそうな呆れ顔で頷いた。


「『神様』の殺害ね……本当に変な依頼人だな…」

「それを二つ返事で承諾したアンタも変よ」


だってなんか面白そうじゃん。神様殺すって


「そういうやつの方が本もいいだろ?」

「……否定はしないわ」


秋夜と司書は適当な雑談をしながら目的地へ向かった。


----------------------------------------------------------------------------

目的地は神体山。神体山とは神の宿る山と言われる場所。霊峰とも言われる。日本では富士山などがこの神体山にあたるが……今回は三輪山。奈良の山だ。禁足の山とも言われる場所で登っては行けない山として有名らしい。


「で、このバカ広い山から一人の人間を見つけるわけ?」

「そーそー。神様って呼ばれてる人間を見つけるわけ」


めんどくさい。神域って本当にめんどくさい。そもそも限られた人間しかいない場所なんてめんどくさい所に決まってる。


「秋夜は右から私は左から登る」

「随分大雑把だけど……まぁいいやそれで」


司書は返事を待たずに山に入っていく。毎度毎度大量の本を背負いながら、なんであんな素早く歩けるのか不思議だわ


「歩くのめんどくさいし…使うか」


自分を中心に周囲の様子を感じ取る。人間だけピンポイントに……


「見つけた」


司書に人を見つけた事を連絡する。司書の先に接触しといてとの指示を聞いて連絡を切った。


----------------------------------------------------------------------------

「やぁやぁこんにちは………おい挨拶しろよ挨拶。大事だぞ」


人のいた場所に移動すると白装束に身を包んだ人間が数人いた。近くのやつに声をかけでも返事がないのでササッとぶん殴って気絶させて離れた場所に放り投げた。


5分後、司書と合流した秋夜は捕まえた白装束を突き出す。司書は白装束の頭に触れ、能力を使う。白装束が2、3痙攣した後、その場に一冊の本を残して消滅した。司書は本にパラパラと目を通し、内容を確認した。


「目標は頂上っぽいよ」

「ふーん。1番殺りやすいタイミングは?」

「頂上付近までは取り巻きっぽいのがいるけど、頂上は目標のみっぽいから殺るならそこかな」

「じゃあさっさと移動しようか」


本を背中の本の山に突っ込んで立ち上がった司書を背負って秋夜は頂上へ移動した。


----------------------------------------------------------------------------

頂上は海にぽっかりと浮いた孤島のように周りを雲で囲まれた場所だった。


「あんたが神様?」


頂上に着いた秋夜は目の前に立つ白装束にそう問う。目の前のそいつは声に反応すると振り返って両手を広げ、口を開く。


「久しぶり秋夜」

「ん?…………え!?…くみちょー……!?」


秋夜の前に立つのは和泉だった。かつて秋夜が殺し屋の勉強をしたあの場所の組長。そして、秋夜が唯一恋をした……愛した男だ。卒業と共に諸事情により和泉には会わなくなっていたのだが……


「来るのは知ってた。だから我も前もって対処はしておいた。一先ず、そいつらの相手をしててもらおう」


和泉が言うや否や、景色が一変し秋夜の身体は空中に投げ出された。着地した先にはさっき気絶させた白装束と同じ服装の人間が山ほどいた。


「我らの神の言う通りだった、全員で殺れ」


一際体格の良い男の一言と同時に、白装束はそれぞれ思い思いに叫びながら秋夜に向かって飛び掛り……空中に縫い止められたように静止した。


「う、動けな……」

「あは……あはは…和泉……組長……くみちょー…組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長組長」


恍惚の表情で秋夜は天を仰ぐ。


「あぁ……さいっこうだぁ…ようやくあの人を(あい)しに行ける…………でもでもでもでも邪魔な奴が多過ぎるなぁなぁお前らだぞお前ら。はぁ……ほんっとに邪魔さっさと死んどけ」


秋夜の一言と共にその場にいた全員の首が飛ぶ。縫い止められた遺体は力を失ったように空中から落下し、真っ赤な花をそこら中にぶちまけた。秋夜は落ちた遺体をなんの興味もなさそうに踏みつけながらその場を足早に離れた。


----------------------------------------------------------------------------

「たっだいまぁくみちょー」

「……足止めにすらならないのか」

「当たり前じゃない。僕の愛があんな連中に止められるわけないじゃない」

「なら、我が直接相手をしてやる」

「ふふふふふふふ、いつ以来かなぁほんと最高だ」


秋夜の姿がブレるように消え、和泉の顔面目掛けて蹴りが飛んでくる。和泉はそれを軽くいなすとそのままの勢いで地面に叩きつけた。が、一瞬で地面がゴムの様な弾力のある様子に変わり、秋夜は簡単に受身を取る。


「今度は分身と行こうか!いっぱいで(あい)してあげる!」


無数の秋夜がそれぞれ大鎌を出し、それを躊躇いなく和泉に向かって振り回す。和泉はまるで全ての軌道が見えているかのように難なく交わし続けるが、段々と攻撃の密度が濃くなっていく。


「『解除』」


和泉の一言で秋夜の分身が全て一瞬で消え、残った本体に向けての回し蹴りが直撃する。吹き飛んだ秋夜は崖から身を投げ出すように視界から消え、ケロッとした様子で和泉の後ろに立っていた。


「ふむふむ、未来予知に強制的な能力の解除……なんかほんとに神様みたいになっちゃったね」

「…………」

「急に無口になって冷たいんだからぁ……まぁそんな所もいいけどね」


秋夜の手から先がブレると同時に和泉の身体から血が吹き出す。まるで切られたかのような鋭利な傷が胴を薙ぐように入りそこから血が吹き出したようだ。秋夜の手がブレる度に和泉の身体に次々と傷が刻まれていく。


「無駄な事を……」


和泉は一息に距離を詰め、秋夜の身体を手刀で薙ぎ払う。更に、和泉の傷が癒え、秋夜の方に傷が刻まれる。


「身体傷だらけだ……痛い……熱い…でも……でもでも………好きな(殺したい)人に刻まれてた傷が僕に……ふふふふ…幸せ」


和泉が無造作に蹴りを放ち、手刀を振るう。その度に秋夜の身体に傷が刻まれ、花が開くように血が吹き乱れ、互いの身体を真っ赤に染めあげる。


「終わりだ」

「あー……そうだねもう動けないや…」


和泉は秋夜の首を掴みあげ、躊躇いなく心臓を貫いた。秋夜は大量の吐血と痙攣を起こして動かなくなる。和泉は手を抜き、首を掴む手を離した。


「…………酷いなぁ…置いてけぼり?」

「心臓貫いて…まだ動くか」


声に反応した和泉が足を止め振り返ると同時に秋夜は和泉に飛び乗り、キスをする。和泉の口の中に鉄錆のような苦い血の味が広がる。


「愛してるよ」


それだけ言って秋夜は和泉に寄りかかるように動かなくなった。和泉は暫くしてから目を伏せ、もはや白装束とは到底呼べないそれを纏い、その場を離れた。


「あれま、秋夜死んだのか……もったいないなぁ」

「…………勝手に殺すな…まぁ3回くらい死んだけど」

「ちっ、生きてんのかよ」

「だから死んでんだよ3回くらい!あ、やべ」


若干声を荒らげた秋夜の身体から再度血が吹き出し、動かなくなる。司書は呆れた顔をしながら秋夜の身体を持ち上げて持って帰った。

簡単キャラ紹介

・十六夜 秋夜 (いざよい しゅうや)

能力『干渉』

範囲内の全てに干渉して操ることが出来る。

代償『残り???』


・影蜜 司書 (かげみつ しかく)

能力『禁忌の書庫』

頭に触れた相手の人生を内容とする本を作り出す。

代償『自身の記憶』


・和泉 蓮央 (いずみ れお)

能力『信託』

能力詳細不明

代償詳細不明


あ、戦闘シーンが下手すぎて心が折れたので後日談はありませんゆるせ_(:3」 ∠)_

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