表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

兵士になりました

ある日気がつくと異世界転移していた。

異世界転移したら、皆だったらまずどうする?


俺は町の兵士になった。

誰でもなれる仕事だったからだ。

なんの技能もないけど、体だけは健康だったから。

兵士は常時募集中で、前科さえなければ誰でもなれる仕事だ。

とは言っても、俺の場合は経験も信頼も何もないので、見張りという名のずっと立っているだけの仕事がメインだ。

今日の俺の当番は兵士詰所の入り口で、ただ立っているだけ。


(ああ、早く帰ってベッドで寝たい・・・。)


衣食住が保証されるから、なんとか生きていけるが、その分給与はとても少なくてキツイ。

訓練もあるのだが、これまた身体的にキツイ。

大体、ずっと立っているか走り回されるか素振りするか、後は疲れて寝るだけ。

慣れるまでは本当に辛かった。

事務仕事につきたかったが、異世界の文字が分からず読み書きができない俺に他の雇い先はなかった。


(金を貯めて文字を覚えて、もっと楽な仕事を探したい・・・)


文字を覚えるには教えてくれる人も必要だ。たまに話すぐらいの仲良い同僚はいるが、そこまで親身になってくれる人は今のところ見つけられていない。


しかし人間不思議なもので、半年もすると慣れてくる。

今日も欠伸を噛み殺し、ただただ突っ立っていた。

そんな時、事件が急に舞い込んできた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ