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46話 祝福の光

 そして。私も消失してしまうと思っていた魔王の体に変化が起きた。黒く塗られた装束がどんどん白色へと変わっていく。黒かったな片翼も。そして失われていたはずのもう片方の羽は再生されていく。魔王も自らが消えてしまうと思っていたようで、私に向かって叫ぶ。


「な、なんなの!?」

「私にもわからないよ。裏エンディング見たかったから……」


 おそらく魔王の最後の言葉。きっと作っていたキャラだったのかも知れないが、女の子口調で問いかける一言。私は素直な気持ちを魔王にぶつけた。


 ------

 【魔王倒した。】


 ユウスケへ。

 魔王倒した。

 裏エンディングみたよ。

 これから、みんなに挨拶してくる。

 またね~☆


 P.S.

 日記は消えないから、安心して?

 ------




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