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許せないこと

作者: 柊 響華



私には一つ

どうしても許せないことがある。



きっと、私が怒っている事なんて

相手は知りもしないだろうけれど。



私は一生かけても、その相手を

許すことができそうにない。




それと同じように

私には、私自身を許せないことが

一つある。



そのことについて、私はきっと

一生自分を許せそうにない。




方法なんてなかった。

どうしようもなかった。

何が出来たという?



言い訳なんて腐るほど出てくるけれど、


それでも、私は私を許せそうにないのだ。


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