能力
彼女がその言葉を言った瞬間ドアが弾け飛んだ
「え?」(別に柔らかそうなドアでもなかったのに)
彼女も驚いていた(私の近くでこの呪文をきいて生きている人なんていなかったのにどうしてこの人は生きてるの?)そして二人は顔を見合わせた。
長い沈黙の中口を開いたのは彼女だった
「おっ…お兄さんここで立ち尽くしていないで早く行こうよ」「おっそうだな」(何とか平静を保つたかな)中に入るとそこは
美女がたくさんいてそこは天国のようだった
しかし人間以外にもいるうさぎ耳の人猫耳の人そしてドラゴンの尻尾が生えた人
(あれここってもしかして俺の理想郷?)
この天国に見とれている間に彼女は準備をしていた「お兄さんこっちこっち早く〜早く」
「おっおうわかったからそんなに急かすなって…んでこのでっかい舞台はなんだ」「え?チェスをするんでしょどう見たってこれチェス盤じゃん」
(え?この世界のチェスは俺の住んでいた世界のチェスとは全くの別物なのか)
考えていていても仕方がないので彼女に聞いてみることにした
「なぁ一回ルールの確認をしないか?」「え?普通は分かるでしょ」彼女は、不思議そうな顔でこちらを見ていた「いやほら一応ルールを確認しないと」「なんでそんなに焦ってるの?」
僕はこの質問に答えられなかった
僕がこの質問の答えを言う前に彼女は諦めて
僕にルールを教えてくれた
「まあいいやじゃあルールを説明するよ」「まず私が初め言ったら兵が出てくる後は命令するだけだよ」(なるほどよくわからん)「ちなみにこの試合は公式ルールだからターン制ではないよ」「お兄さんもう一回説明しようか大丈夫?」
「おうわかったじゃあ始めようか」
「皆様これよりチェスの始まりです第一ステージで行いますので皆様しっぽや耳の手入れをしてお待ちください」何だこのアナウンス
しかしこのアナウンスのあと部屋のみんながこちらに向かってきた「お!人間じゃねえか」「死なないでねー」「坊や頑張りなさいよ」様々な声援が飛び交う中僕は一つ疑問に思っていた
(なぜチェスごときでこんなに人が集まるんだろう)
「じゃあ始めるよー」「初め!」
彼女の甲高い声のあと悪魔の試合は始まった
この時僕はまさか死ぬとは思っていなかった
僕の命令はごく単純だったそうそれは
「皆の者敵を討ち取れ」
これで全員を倒せるとは思っていないしかしどのようなゲームなのかこれで把握しようと思っている
一方彼女は何も命令をしていなかった
(え?あいつ負ける気か)このような考えも一瞬にして消えた自分陣地のボーンが相手のボーンに攻撃しようとしたその時だった「前へ飛べ」僕のボーンを飛び越して僕の方へ向かってきた
「うおっつ」僕は関一発のところでよけた
「ちょなに俺に攻撃してんだよ危ないだろ気をつけてくれ」「ん?これは戦いだよ別にいいじゃん敵を倒すだけだから」
彼女の言葉で僕は背筋が震えた(え?彼女は僕を倒すためだけにこのチェスをやろうとしたのか)(だったらチェスに誘った僕は鴨じゃないか)「確かに君はカモだよでも私は最初は君を殺そうとはしてなかったよ」「ごめんねお兄さん私人の心が読めるの」「なっ?」「そんなの無敵チートじゃないかそんなの僕が勝てるわけがない」「えっ?私は最初にすごく強いと言わなかった」確かに言っていた
「じゃあ僕も能力を使おうかな」「へーどんな能力?」「教えられないなぁ」「えーお兄さんのケチ」(まあいいや心よも)「え?心が読めない」彼女は声に出して驚いていた
(相手の能力は心を読ませない程度の能力かな)「君は僕の能力を間違えていると思うよ僕の能力は心を読ませない程度の能力なんかではないよ」「なっ?君も心が読めるの」(それ以前になぜ私は君の心を読めないそれが私にとっての疑問だった)
「僕は何でもできるんだよ」「じゃあちょっと試してみるかボーン敵の姫をうちとれ」本はその命令を了承したようにすぐに動いたしかもその速さ彼女には到底追いつけないような速さだった
彼女は戸惑っていて能力を使おうか迷っていた
(彼にこの能力を知られたら絶対に負けるでも使わなくても負けるなら使うしかない)
彼女は覚悟した
「じゃあちょっとだけ試してみるかボーン敵の姫を打ち取れ」と敵の声が聞こえた
「全ボーンよ砕けろ」この声が聞こえた瞬間クイーンをうちとろうとしていたボーンが急に砕けた「なっ?何でもありかよこのチェスは」僕は本気で驚いていたこの僕がゲームで予想できなかった
手があったということに驚いた
「まぁたでたよ彼女の」「あの人間の男の子かわいそう」「あの男の子今回はかわいそうだね」(え?何を言っているこの美女達は僕が負けるなんていうことは絶対にない)僕の絶対的な自信が何かを呼び出した