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プロローグ

 木の葉の合間から見える雲のない空。


 太陽に照らされ風に揺られる緑の木々。


 そして鈍色に光る剣を携えたにやけた男たち。


 いやいやいや、ちょっと待ってください。え、誰ですかこの人達。

 そしてなんで私はそれに気が付かなかったんですか。

 あ、もしかしてまた意識だけどっか言ってた?

 意識がよく飛ぶ私はいつもの事だと思いながらもどうしようかと考える。

 じりじりと近寄ってくる男たちはこちらの体を嘗め回すように視線を這わせる。その表情は気持ち悪いの一言。

 人数は三人。こちらの逃げ場をなくすように三方向に囲まれている。

 うん、やばい。こちら一般人ですよ? そんな剣とか向けられたら竦んでしまうに決まってるじゃないですか。

 そう思考していると男たちが一斉に走り出して掴みかかってくる。


 ――まぁ、本当にただの一般人だったらなんですが。


 後に残るは倒れ伏した男たち。

 生きてはいるようだが、規則正しい寝息が聞こえるだけで、動き出す気配がない。


「まぁ、ここらは魔物が多いので食べられてしまうかもしれませんが。仕方ありませんよね」


 誰にともなく呟く私は、その場から歩いて去っていく。

 目的地はなく、ただのんびりと気の向くままに行くために気が付くと自分がいる場所すらもわからなくなる時がある。

 意識を多々失うこともあり、知り合った事がないのに向こうから知られていたり、気が付いたら全然違うところに居たり等あるが、まぁ楽しく生きてる。


 そんな彼女であるが世界的に有名であり、本すら出ている。

 自由気ままで、世界を渡り、時に国を救い、時に災厄を退ける。

 風の赴くまま雲のように世界を回る彼女の事を、人は『風来の渡り鳥』と呼ぶ。

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