例えば死にたいと思ったら。
「死にたい」
一人ベットの上で呟いた。
今まで何度も呟いた言葉で口癖にもなりつつある言葉。
最初に死にたいと思ったのはいつだったか。
気づいた時には死にたいと願っていた気がする。
きっかけなんて数えることも億劫になるほどにある。
イジメ、レイプ、虐待。
軽く挙げただけでも死にたいと思うには十分だろう。
小学生の時から今もなお続くイジメ。
物が無くなるなんてよくある事だ。
クラスの男子に無理矢理犯されたこともある。
先生も親も見てみぬふり……
その方がお互い都合がいいのだろう。
親が僕を殴るのも当たり前だ。
子供の時から毎日のように殴られてる。
僕にとっては当たり前ことだ。
死ねと言われる事にも慣れている。
きっと僕が死ぬことを心から望んでいるだろう。
だから僕は死にたい。
少しでも早くこの残酷な世界からいなくなりたい。
もちろん人に相談なんてしたことはない。
話す相手もいない。
仮に話す相手がいて話してみたところで
くだらない、お前だけじゃないんだよ。
なんて言われるに決まってる…
はぁ……僕はひとつ溜息をついてベットから起き上がった。
伸びをしてカーテンをあける。
今日はとても天気がいいらしい。
今日は学校も休みだし外に散歩でもいくか。
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「もしもそう思えたら少しは楽になるかな……」
ボクは病院のベットで独り呟いた。
ボクはもう死ぬことが決まっている。
末期の癌だった。
もう手の施しようがないそうだ。
だから……
ボクがもし死にたいと思うことが出来たなら
死ぬことが怖くなくなる。
そんな希望を抱いて妄想するのだ。
ため息をつきまたボクは涙を流した。
「生きたいよ……」
外には大雨が降っていた。
内容が上手くまとまらずすいませんでした。
これから少しずつ勉強していきます。