表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/49

親への尋問 真田家

美奈代はいきなり「ママ、ごめんなさい」と母子手帳を差し出して言った。

「何よ、それ?」「本当にごめんなさい、ママがいない隙にこっそり持ち出したの」

「母子手帳なんて、何に使ったの?」「ママ、これ見て‼」宙良と同じ様に、美奈代は白川医院のゴム印が捺された部分を指した。

「あなた…まさか」「浜松へ行ってきたの、ここのお医者さまにお話を聞いたわ」「あなた…何て事を」今日子が大声で叫んだ。

「どうした?」書斎にいた英吾が飛び出して来た。

「いやぁ」頭を抱え今日子が叫んでいる。

「今日子、今日子大丈夫か?」今日子の両肩を英吾は抱きしめた。

徐々に落ち着きを取り戻す。

美奈代はいつも明るい今日子の、こんな姿を見たことがなかった。

その為、美奈代も動揺して涙ぐんでいた。

美奈代の方を見て英吾は「ママを寝かせてくる、少し待ってなさい」と言って、今日子を寝室へと連れて行った。

暫くして、英吾がリビングへ戻って来た。

「みぃ、一体何があったんだ?」

美奈代は半ベソをかきながら「私…私…」と、しどろもどろに経緯を話した。

「話は良く解った、しかしこの話は、もうこれまでだ。

みぃの気持ちも分かるが、ママはお前を産むとき、すごく大変な想いをしたんだ。ママはみぃが元気で明るい子に育っていく姿を見て、その大変な事を忘れることが出来たんだ。

だからもう、ママにその事を思い出させてはいけない、判ったね?」

美奈代は、まだ半ベソのまま「うん」と答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ