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7‐恋雑愛雑ハイテンショントーク?

 

   

 恋愛の雑音!

 愛情の雑音!

 なにもかも恋愛は幻想!

 連鎖的に創造される空間は♪

 小さな小さな僕達二人だけの世界!

 小さな井の中蛙がげこげこ♪箱庭で繰り広げられる物語♪


 以上、(省略)第二弾。


「馬鹿カス死ね!!!!この人類の粗大ゴミがぁ!!!」


 さっきのアレで、意気を。てか息を吹き返したか、それとも変なテンションの上がり方でもしたか。シャルが超絶な罵詈雑言を、マシンガンで連射してくる。


「全く。お前がありえない程の絶叫を、上げたせいで私が尻拭いをしたじゃないないかぁ!」

「わりぃーわりぃー。ちょっと頭がどうかしてたんだ」

「まあいい。それでは次の論題だ」

「おお!どんとこいやぁ!」


 さて、いきなり論題とか言われても意味不明だ。もう最初の本題すら忘れたのだ。一体何が飛び出すのやら。


「恋愛雑談だ。愛する恋人同士が、お互いに相手に幻想を抱き。双方が相手の理想や希望、自分に対する夢を持ち。恋人同士が自分自身の為に、そして何より相手の為に。出来る限りそういったモノを叶えようとする、そういった精神の相互連鎖練磨だ」

「シャルは俺に対して、そういうモノは持ってるのか?」

「当たり前だろう!私はお前に対して、それなりに高い幻想や。理想や希望を見出し。おまえ自身が自分自身の、夢を叶えてくれる事も願っているし。私の夢を叶えてくれる事すら、いくらか期待してしまっているのだぁ!」

「おお!俺もだぜぁ!シャルには無限の幻想や。理想を夢見てる。希望だって無限に見出せるし。夢を叶えて幸せになって欲しい。余裕があれば俺の夢の手伝いもして欲しいと思ってる!!」

「ああぁ!!恋って愛って!超素晴らしいだろ!!」

「ああ!!最高だな!!どんどんやっていこうぜぇ!!」

「やっはぁ!!とりあえずだ。私とイツキで、そういう絆を高めていこうなぁ!!私はお前をそういうパートナーにしたいと思っているんだぁ!からなぁ!!」

「マジかよ!!俺もだぜ!シャルとそういう関係になりたくて!仕方ないぜ!!」

「ふぅっやはり私達は結ばれる運命だったらしいな!」

「そうだぜ!俺は一目見たときから、惚れてたけどなぁ!!」

「さすがだ!私の良さを一目で見抜くとはぁ!お前は見上げた大和男児だ!!私の所に嫁に来ないかぁ!」

「おお!貰ってくれよ!嫁に行ってやるぜぇ!!」

「がっはぁはっは!!!!」

「わっははははっは!!」

「いやー気分がいいなぁ!!!今日もそらは快晴だし!いい事が沢山置きそうだなぁ!!イツキよ!!」

「もちろんだぜシャル!空なんて関係なく!お前が隣にいれば!どんな楽しい事も沢山おきるだろうよ!」

「ふっはは!やっぱりお前が私の盟友だ!一生付き合ってもらうぞ!」

「ふん!もちろんだ!俺達の絆は死が二人を分かつまで永遠だぜ!」

「本当に今日という日は素晴らしいな!イツキとの新しい絆を、また沢山生み出してしまった!私とお前の物語の伝説として、永久にこの宇宙に刻み付けられたぞ!」

「そうだな!俺達がもっと仲よくなった記念すべき日だ!」

「イツキ!」

「シャル!」

「テンションがここで落ちると思ったかぁ!!どこまでも上げいこうぉ!!」

「どっちが最初に落ちるか勝負だもんなぁ!!」

「おおよ!イツキ!最近楽しんでる事はあるかぁ!!?」

「沢山あるぜぇ!!お前も好きな!てか信者である!バトルギアソリッドFPSの最新作やってるぜぇ!!頭の中でなぁ!!今日販売日だぁ!」

「まじかぁ!!お前!!私よりも速く全クリするなよぉ!!わたしはお前よりも一歩先を行って行きたいんだからなぁ!!」

「はっは!負けてたまるかよ!お前を追い越し先で高笑いをするのは俺だぜ!!てか!またやろうなゲーム!!お前とするゲームは俺の最高の悦楽だぁ!!」

「そうだよなぁ!!!なぜなら私にとってもお前とゲームでバトルすることこそがぁ!!最大最高の至上の生き甲斐なのだからぁ!!」

「よっっしゃ!!!そうと決まれば!膳は急げだぁ!!今日そのソフト買っていこうぜ!!」

「そうこなくっちゃ!駄目だよなぁぁ!!オンラインプレイや協力プレイが超楽しいもんなぁ!!」

「まったくお前ってやつぁ!!そこら辺よく分かってんなぁ!!最高だぜぇ!!!」

「あともう一つ面白ゲームがあるよなぁ!!!」

「ああドルネコの大冒険だろぉ!!または風水のシレンだぁ!!またリアルタイムバトルしようぜぇ!!」

「そうだな!!私達の伝説バトルに!!新たな歴史を加えようぉ!!」

「おおぉ!!!」

「うわおおおおぉおお!!!」

「これくらいでいいかな?」

「まあいいでしょう。これくらい騒げば、健康的なDQNっぽいでしょうし」

「まあそれを口実に、大人気なく騒いだんだが。完全にガチ酒の入ったテンションじゃんか」

「私は酒など飲まぬ。お前と同じ不良にするな」

「まあそれでもいいよ。では本題に戻すんだったか」

「ああ、私達の恋愛についてだがな」

「なにか提案があるのか?面白いものなら即可決だが」

「そういう話ではない。私達が私たち同士、こうやって話し合うのはなぜだと思う?」

「そりゃ楽しいからだろ?それ以外に何があるよ?」

「それも一つだが。私達は相手が、そして自分が喜ぶ振る舞いをすることによって。相手を、そして最高の自分自身を。こうやって話しているだけで、再現する力を養っているのだぁ」

「ふむ、わからなくもない。そうだな、そういう力を養っている気もする」

「のだぁのだぁ。それでだよ。私はイツキを最も楽しい存在だと思っているのだぁ」

「俺もシャルを一番だと思ってるぜ」

「うむ、そこら辺に関しては突っ込まないぞ。それでだぁ!!私達の絆を、これ以上深め高め。より効率的に高次元にし。最短で神の格、最強無敵な状態にするには、どうの様な事をすればいいのか?もちろん双方の人生には限りがある、資源も有限だ!費用対効果のマイナスになるような事はできない!これは基本で、もちろんっと言いたい所だがな、例えば。エベレスト登頂とかだ!こういう事は私達の絆を高めるのに有用だが!費用対効果が悪い!だったら日本の富士山に行こう!という話になるわけだ!もちろんエベレストに比べ刺激的じゃなく、効率も効果も悪いがな」

「なるほどね。俺とシャルが、これから何をすれば。より効率的に最短の経路で、神の格か?に至れるかって話しを。したいって事だけは把握した。ところで神の格ってなんだ?」

「神の格とはな。つまる所、これ以上は極めようが。高めようがない。頭打ちの状態みたいなものだ!そもそもそれを行う事自体に、将来性が一切なくなる。費用対効果が全人生を通して見て、マイナスになるって事だな。そしてだぁ!私達の仲をより良くする事は、この場合どっちだぁ!!もう頭打ちかなぁ!!??」

「そんなわけがあるかぁ!!!俺はもっとシャルと仲良くしたいぞぉ!!」

「よく言ったイツキ!!!仲良くするぞぉ!!」

「さて、それで具体的には何をするんだ?」

「もう、ちょっと時間が無くなってきたわ。最大目標は、今日で彼氏彼女になれるくらいに。私と貴方の距離を縮めないとならないわ」

「そっそんな事が可能なのかぁ!!」

「可能かどうかじゃない!!やらなくちゃいけないのよぉ!!この真の意味が分かるかしらぁ!!??」

「わからねぇええええええ!!!」

「とにかく!!今日で私達二人が真の意味で、恋人同士になっても。一切不思議でない、違和感がない。そういう感じにしないと駄目なのよ!一切の省略や曖昧さを許してはいけないわ!それを今日一日で!ゴールを其処に定め!最短経路を見出し!一日という期間で達成しなければならないのよ!!」

「うぉおおおお!なんで今日一日で済まさなきゃいけないのかが意味わからねぇえええ!!!」

「よっし、私達の関係性を。加速度的に深め、効率を極めた。効果的手法、計画等によって。さっさと最短ルートでラブラブチュッチュな状態に、さあ早くなるわよ」

「なにすりゃいいんだよ、、」

「私の為に死亡フラグを立てまくって。今日中に死ぬ確立を限界まで高めるのよぉ!!そうすれば私は必然!あなたの恋人にならざるを得ないわ!!」

「俺がほぼ確実に死ぬわぁ!!」

「じゃー貴方が今すぐ!私をギャルゲーの攻略ヒロインのように!選択肢を巧みに捌き!今日一日でトークのみで口説き落とす!!どうよ!これ!!」

「お前ホントに落ちてくれんのかよぉ!!てかゲーム脳ぉおおお!!!!もの売るってレベルじゃねぇーぞ!!!」


 こんな感じで、今日の絶対作戦目標が定められた。果たして俺達はこの任務を果せるのだろうか。いや果せるかどうか。そういう話しをしているのではない。果すのだ!そういう決意の話しをするべきなのだ。

 実際問題、彼女。シャルとは良い感じと、言えなくもない。今日一日だけで、関係性を飛躍的に高めることも。あながち不可能ではない。彼女とは一年前から、それなりの継続した付き合いもあるのだ。やってやれない事はない、頑張るのみだぜ!


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