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5‐ダレてくると、延々とフリートーク、駄弁り話

 

 

 愛の強さを競う闘争!

 ∞の激情と娯楽の創造空間!

 今宵は時系列、設定完全引継ぎ、脈脈なるフリートーク集!その1♪


 以上、店内に流れる洋楽英語歌詞を無理くり訳したら、こうなってしまった例第一弾。


 俺はだんだん状況が理解できなくなってきた。こんな緊張感と不思議な感覚は、中々に味わえない。いや人生初だとも言える。

 いや俺は初めから、この感覚を知っていた。すこし前からシャルが段々俺の中で大きな。確固たる存在として動き出したのだ。それにより俺のキャラが影響を受け。強制的なまでの感情の動きと揺れを発生していたのだ。そう遥か昔からだ。今に始まった事じゃない。かよの件もある。

 でも今日はその振れ幅が妙に大きい。そもれそうだろう。シャルがそれを積極的に促しているのだから。なぜだか知らない。何か理由があるのかもしれないが、今日一日は付き合ってやろう。


 でもまあ、今はそんな事全て。あんまり関係ないのかもしれない。

 俺はただシャルと、今この瞬間。全力で俺にとって。そしてなによりシャルという存在。俺の中のキャラにとって。最良最大の人間関係を作り上げる事だけを考えればよいのだから。何簡単なことだ、いつも通りの慣れた会話をすればいいだけだ。この時の俺はそう単純に、ある程度気軽に考えていた。


「やっぱ人生に音楽は。絶対に必須なのよ!」

「ノーミュジック・ノーライフだな」

「ばっか!そんな単純な!キャッチフレーズに纏められる様な話じゃないのよ!」

「じゃーどういう話なんだ?」

「音楽ってのはねぇ!!」


 いま目の前の彼女は。長期的滞在の為、頼んだ二杯。三杯目のドリンクを盛大に呷り、まるで酔っているかのような。そんな感じだ。まあ魔法の水現象とか、そういう不思議なことだ。


「っ!音楽ってのは!音楽ってのは!!!!」

「おいおい。壊れたラジオじゃないんだ。落ち着いてしゃべれな」

「、、ぐすぅ。」

「おい、どうしたんだ?悲しい事でもあったか」

「いいえ。これは音楽に対する感謝による、涙よ」

「音楽にどんな壮絶な思い出があるんだよ、、」

「あんたの様な奴には、一生分からないでしょうね。私のようなメンヘラ女には、音楽ってやつぁー、どれほど精神的に助けになることかぁ!音楽なけりゃ私は今。確実に心を絶望に染め切って!自殺していたでしょうね!」

「んな、大げさな話を」

「大げさなんて話じゃないのよ!!」

「おお、それでそれで。その後どうなったんだ」

「、、こんな意味不明な話をされて、貴方。面倒臭くはないの?」

「なんだ?いきなり素面に戻って。別に面倒じゃないさ、お前の一挙一動が面白くて楽しいくらいさ」

「ふふ、変わった人ね。もうやめるはね、こういう話」

「ああ」

「勝った。盛大に無様を晒して、呆れた貴方がついに折れたわ」

「別に折れちゃいないよ。シャルのそういう姿見てたら、心が清清しくなったんだ」

「馬鹿にされまくってたから、憂さが晴れたとか?」

「そこまで心が狭いわけじゃないよ。ただ単に話を聞いてる内に、心情の変化があったんだ。まあ俺もそれなりに気紛れな方なのかね」


 そういって俺は。もう八杯目になろうか、ドリンクを飲み干す。俺は暇だと、大量に水分を取る性質があるのだ。まあそれで体調を壊すとか、そういう事はないのでね。

 シャルの動向を確認する。都合二時間ほどだ、既に喋っているわけだが。全く疲れた様子がない。俺はというと、彼女のマシンガントークに。そろそろ若干の気疲れと、身体的疲労が隠せない。

 やっぱ根本的な。頭の回転とか集中力、精神力とかいろいろ。シャルには勝ててない良い証拠だな。俺はなんだか不甲斐ない心持ちだった。


「それで。もう説教染みた内容は終わりかな? 俺はもう少し聞きたくなってきたんだが」

「私のそういう事期待してるの?」

「おお!割とな、為になんだよ。お前のそういう含蓄に富んだ話は、なんでもいい、徒然なるままに話してくれや」

「そんな事、いきなり言われてぽんぽん出てこないわよ。話の流れで、思いついたら話すわ」

「そうか。もう完全にフリートークだな、何か目的を決めて話すのとは。偉い生産性の違いだ」

「そういう状況下で、どれくらい踏ん張るか。そういうのも重要だと思うけど?」

「まあ、そうなんだろうな。じゃー俺も出来る限り必死に頑張りますか!」

「やってやろうじゃないのぉ。ただの可愛いだけの女の子って思ってたら、痛い目見るわよ」

「なんだかそれ、台詞的だな。言ってみたい言葉、とりあえず言うスタイルか?」

「貴方も言いたい事あるなら、勝手に言いなさい。面白ければ聞いてあげるわ。詰まらなければスルーしてあげる」

「うむ、特にないな。思いつかない」

「そう。やっぱ。もうすこし貴方を疲れさせないと。どうしても面白くならないわ、疲れて。ランナーズハイみたいになった時、貴方の真価が発揮されてる気がする。とりあえず最近の国際情勢とかいっとくぅ?」

「行っとくぅ?じゃねえ。そんな話、したくないな。何で女子と喫茶店で、そんな話しをするんだ。そもそも学生らしくないだろ。学生はそういう事、だいたい無関心でいるのがらしいのさ」

「まあそれはそうでもあるかもだけど。ね。」


 彼女も、だんだん会話に飽きてきたかな。とチラ見する。当初の覇気に富んだ感じよりも、だいぶ落ち着いてきた。おし、やっと開放されそうだが。どうだろうか、本当にコレでよいのだろうか。もっと彼女を満足させ、つけあがり喜ばせた方がいいんじゃないだろうか。

 でも俺は長時間の、小難しい会話を。無理矢理聞かされ、理解させられ。もう学校の授業を六限ほど、受けきった心持ちなのだ。やる気になれようはずもない、ってのは甘えなのかね。彼女が無茶振りでもしてくれば、俺も負けん気で頑張れるんだが。彼女も多少やり過ぎた感でもあるのか、自重し始めて。そういう発言も減ってきた


「退屈。いまから腹抱えて笑える話して」


 やっぱそんな事はなかった。相手の事などまるで考えない、酷い振りを平気でする。まあ其処に痺れる憧れる、とかいう奴だな常考。


「シャルってさ。この世界をどう考える」

「どうって何が?」

「だからこの世界の成り立ちについてだよ。ビックバンでできたと思ってる?」

「そりゃビックバンでしょうね。その可能性が一番高いんじゃない?」

「駄目だなこれ、あんま面白くなりそうにない」

「駄目駄目ね。会話を面白くできないって、あんた明らかに知識不足。精進しなさい」

「シャルが手本見せてくれ」

「いやよ。私は頑張らないって決めてるの。貴方は騙し騙しで、私を楽しませる為に必死で苦慮しなさい。そういう見世物なら、多少は笑えると思うから」

「泣ける話だな、それは。。じゃーシャルの将来の夢って何だ?」

「夢なんて無限にあるけど。とりあえず目下今の所は、リップサービスで貴方を射止めるって所ね」

「ホントリップサービスありがとう、で本当の夢は?」

「世界最強、とか?」

「もっと何か具体的な夢は?」

「大金持ちになって一生豪遊する」

「もうシャルの夢全部聞かせてよ」

「貴方もいいなさい。不公平でしょうが!」

「じゃ、しりとりじゃないけど。1つずつ言い合うか。それで詰まったり言えなかったりしたら負け。勝負の要素を加えればお互い燃えるだろ、負けたくないって思うからな」

「それいいわね、じゃーまずは。公平期すため、イツキ三つほど言ってみなさい」

「シャルと恋人になる、結婚する、新婚旅行はハワイに行く」

「それじゃ次は私ね、、」

「いいの!!!??」

「貴方が言った事じゃないの、、」

「いや普通駄目でしょ!そこは突っ込もうよ!」

「別にいいわよ、そういう発言で。場を面白くさせ続ける自信があるならね。できなければ公開処刑だけど」

「ペナルティーが重過ぎる、まあいいか。夢を語るって意味ではあってるだろ。途中からつまらなくなりそうだったら、こういう答えをなしにしよう」

「ええ、その通り。では私のターン。イツキとキスでもしてあげる」

「おお!シャルと初夜を済ませる」

「ええ。下ネタ言ってきた馬鹿野郎を今すぐ殺す。なんで?やっぱそういう事言わないと、笑いが取れないの?」

「あ。まあそんなとこ。あと女の子にセクハラおいしいです」

「ホント低俗でどうしようもない人、ありのまま受け止めるには。ちょっと悲痛すぎるわね」

「ごめんなさい、精進するから許して」

「許さない。貴方のその低廉な存在、全て醜く呆れを感じるわよ」

「シャルだって、人の事言えるような。優秀な人格なのか?メンヘラの癖に、、」

「うっさい!メンヘラ馬鹿にするな!毎日毎日辛いんだぞ!!!!」

「おお、そうっぽいな。もう言わないよ」

「言え、もっと弄ってくれて構わないわ。それはそれで良いモノがあるから」

「だな、そういう発想は悪くないし、大切だと思う。おいメンヘラ女、図が高いぞ」

「貴方の方が図が高いわ。舐めんじゃないわよ」

「おお、いい感じだな。反骨心を刺激してあげる時に、使えそうなネタだ」

「ネタにされるのは、ちょっと不快かもな。てか貴方もメンヘラでしょ?」

「は?俺はメンヘラじゃないし、メンヘラなのお前だけだから」

「はあ?貴方、所詮妹がいないと何もできない。シスペドロリコン馬鹿じゃないの、それの何処がメンヘラじゃないの。むしろ典型っぽいわよ」

「酷い言い草だな、全部まるっと誤解の枠に含まれるぞ。俺はそんなどうしようもない人種じゃないっつーに」

「鋭利な刃物のような、そんな言葉投げつけ合うのも。どうなのかしら?気疲れしない?ラブラブトークしましょう」

「そうか?じゃあとりあえず、シャル好きだ」

「そう思い込んでるだけでしょ。愛を語らいたいなら、言葉じゃなくて行動で示しなさい」

「キスでもすればいいのか?」

「安直。そうじゃなくて、今すぐ首でも掻っ切って。命で私への忠誠の証を見せなさい」

「刺激的過ぎるだろ、発言の質がヤバイな。てか俺はそういう事シャルに言わない、てか言えないんだから。なしにしようぜ」

「嫌よ。これは私の特権なんだから。暴力的な発言は、私の場合はいくらしてもいいの。場がそれほど悪くならない。貴方が私にそういう発言をするよりかね。そういう関係性よ。その代わり貴方は、私に対して下ネタや。セクハラ発言をする、それで場が。不本意だけど、これ。盛り上がってるのかしら? まあ等価交換よ。諦めなさい」

「うん? 俺たまにシャルの事、ぶっとばしてやる!とか言ってないか」

「たま程度なら問題ないってだけよ、例外を除いて。言い過ぎたら。明らかに会話の質が落ちる。そういう構造よ」

「ほんとにそうかなー、、」

「それにぶっ飛ばすなんて、暴力的な発言の中でも最底辺でしょ?四天王で言ったら最弱。そんな言葉はそもそも、そういう発言といわないのよ。試しに言ってみれば?本当に暴力的な発言。なんの冗談っぽさもなくして、殺す。とかそういう言の葉」

「いやいや。シャルだって冗談っぽく言ってるだろ?」

「そうかしら、私は割りと殺伐とした感じで言ってるのだけれど」

「てか前提からして。俺達はお互いを想いあって、そういう前提で話してるんだ。だからそういう発言は全て、自動的に冗談として処理されるんだろ」

「そう。それじゃ絆を試してみましょう。どれくらいで破綻が起きるか、気になるわ」

「まったくまた変な事を。どうやって試すんだか、見当もつかんぞ」

「とりあえず私のやり方でやってみるわ。イツキ死ね」

「おお死んでやらんぞ」

「殺す」

「お前に殺されるなら本望だ」

「、、、好き」

「わお、これがギャップ萌えって奴か。辛らつな言葉との高低差で、胸キュンするぞ」

「なるほどね。なんで私が暴力的な言葉を頻繁に、使っていたか分かったわ。こういう理由からだったのね、改めて客観視して気づいたわ。場がというより貴方が盛り上がるからだったのね」

「てか、そろそろ無駄話が過ぎないか?」

「何言ってるの。こういう会話でお互いの絆が、お互いの相性が。お互いにだけ特化した雑談力、つまり内輪ネタや話のタネ。そういう会話する力。それとあと、普遍的な話す力も付きそうじゃない。飽きるまでやりましょう」

「そうだったな。確かそういう話で付き合っていたんだった」

「やっぱり激情が足りないわ。なんでかしら娯楽も足りないわ」

「また初歩的な所に戻ったな。まあそれも俺達の不足が招いた結果だろ」

「もっと無限大に、感情的に激情的に生きたいのに。どうしてそれが叶わないのかしら」

「人間だからな。常に躁な状態じゃ、ハイテンションな状態とかじゃいれないだろ」

「諦めるの?諦めきれないわ、それを諦めるのは。私にとってゆるやかな死よ」

「だったら諦めなきゃいい、すこしでも抗ってみせればいい」

「音楽でも聴いてテンション上げよっと」


 シャルは音楽プレイヤーを引っ張り出して、何か片耳だけで聞き始めた。


「そんなんで、会話に支障はないのか?」

「あってもいいでしょ。所詮貴方の会話なんて、さして重要性なんてないし。ノータリンなトークなら。頭を片手間に働かさすだけで、できるし」

「なんたる暴言だ、俺だってシャルとの会話はそんな感じだっての」

「あぁ~♪!! いい気分になってきたわ!!」

「なんだか、薬やったみたいな。いきなりのテンションの変わりようだな」

「あんたも聞いてみなさい!音楽の偉大さが分かるわ!」


 そう言ってシャルは。イヤホンを方耳貸してくれた。そこから流れ出してくるのは、涼やかなメロディー。リラックスBGM。かと思ったが。どうやら間奏だったらしく、ボーカルが歌いだす。どこまでも透き通るような声と調べ。幻想的な気持ちになる。黄昏を歌うような歌詞。俺は一瞬で聞き惚れてしまった。もちろん俺は音楽を嗜む人種なので、こんな事で大きなカルチャーショックみたいなのは受けない。でもやはり、音楽の効能を改めて実感する瞬間だった。


「あら?なんだかこういうのって、典型的な恋人同士みたいじゃない?」

「そういう発言も。なんだか恋人同士っぽいな」

「やっぱり私達付き合っちゃう?」

「それは楽しいことだと思うぜ、付き合おう付き合おう」

「付け上がるな。明らかに釣り合わないっての、身の程を知りなさい。まあ知ってるから、今の発言も冗談なんでしょ?」

「まあ、半分な。でも不釣合いでも何でも、可愛いシャルちゃんと付き合いたいのは。紛れもない本心だ」

「真剣っぽい告白ありがとう。でも駄目ね、やっぱ貴方では私を。その。付き合いをしたいと思えるほど、満足させられるレベルじゃないもの。恋人関係は諦めてね」

「別に友達関係でもいいさ。ガールフレンドカッコ仮って奴だ。恋人になれなくてもシャルの好きって程度は、あんまり変わりそうもないしな」

「え?そうなのかしら?恋人同士になって、いろいろ”そういう事”をしたら。より私の事が好きになるんじゃなくて?」

「そんなのは後付的な愛だよ。根本的な愛が、長期的には真だと。俺は思うね」

「むっつりスケベが。実際に私の体を堪能したら、もう毎日のように求めてくる事になるわよ貴方」

「どうだか。俺はそんなに、その方面の欲は強くないんだ」

「嘘ね。ありきたりな言葉だけど。本当に好きになった女を、抱きたくない男なんていないのよ。それとも貴方は不能なの?不能でも性欲はあるって聞くけど」

「俺は正常な範囲であると思うぞ?」

「なら、もう私の虜決定ね。一度タガが外れれば、猿のように求めてくるはずだわ。絶対に」

「なわけ。漫画じゃあるまいし。お前が実は淫魔で、特殊な設定なら。そうなるかもしれないが、そりゃないと思うけどね」

「はあ?十分特殊な設定でしょ。自分で言うのもなんだけど、私って絶世の美少女なんだけど」

「自分で言うかねそういうこと。確かにそうだな、誰もが認める美少女っぽくはある」

「貴方も自分は。美少女と付き合ってるんだ!って自己実現によって。大きく私を愛するようになるはず。私を独占する為に、必ず必死になるはずね。これは確実だと推測するわ」

「なんか挑戦状。叩きつけられてるみたいなんだが」

「恋のバトルに、駆け引きよ。こういう事言われるのは初めて?」

「当たり前だろ。普通の、しかも学生程度で。そこまで弁が回るのはお前くらいだよ」

「そこも実は尊敬の対象でしょ?再確認のつもりで聞くけど、まだ歳若い天才よ。魅力が上マシされるのではなくて?」

「ホント再確認だな。その通りだぜ。その年齢でそこまで至るとは、正直初めて会ったときは恐れ入ったよ」

「じゃー今は?」

「メンヘラ拗らせて、それを代償に今の力を得た魔女かな」

「あんただって大概でしょうが!中二病末期患者」

「まあ、メンヘラより害はなさそうだけど?」

「いいわよ、そんな不毛な論争。付き合う気はないわ」

「あー。やっぱり体力と集中力が、長期雑談で落ちてるな。俺達」

「あんた明日から、地獄の特訓でもやりなさいよ。毎日山登ったり、ロッククライミング。最低限マラソンの距離は走ったり。そうすれば常に覇気に富んだ、有用な若者になれるわ」

「そうだな。それもありかもしれない。所詮人間だ、脳に今現在行ってる血流と、細胞の活性度が。そのまま会話におけるテンションだ。本当に悲しいほど、有機的な。機械をただ超複雑にしただけの、この己の身が。たまに恨めしくなってくるよ」

「嘆きなさい。嘆いた分だけ、どっかの歌じゃないけど。涙の数だけ強くなれるわ、アスファルトに咲く花のようにね」

「うん、そうだな。俺の出来る限りで。やっぱ努力しないと駄目なんだろうな、その真髄を。やはりもっと人生の中で悟り続けなければいけない」

「そうよ、悟り続けなさい。その果てに、満足という人生が存在すると幻視してね」


 そんな学生がするような話としては。いささか達観も悟りも、し過ぎたような会話だ。でもまあこういう雑談。駄弁りも。偶にはありだと思う。

 その頻度が。果たしてどの程度で俺自身を周期しているのか。まだあまり体験データが少なくて判然としないけど。日々思い出して測ってみたいと思う。


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