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楽観的現実主義と悲観的理想主義‐黄金の主と銀の妖精王と何時かの語り手 

 

 

 とある何処だか分からない、位置すら掴めない場所、観測する存在が説明しない以上、

この二人がどういう場所で、どの様な形式で会話をしているのか、その全てが神秘のベールに包まれているといっても過言ではないだろう

だが、それでもいいのだ、この二人が話す内容にこそ、絶対的で唯一無二の至高の意味が含まれているのだからね。

それでも一つだけヒントを与えるなら、中世ヨーロッパのサロンの様な場所と言っておこう、

これだけで話の分かる人間ならば、この二人が無駄な話をする人種だと気づくだろう、

そう、無駄を尊ぶ堕落した人間と見るか、それとも無駄を愛し、無駄を最大の生きる活力、

生き甲斐とする奇特な人間なのかもしれないと見るか、お好きな方をどうぞ、

どちらに取ったとて意味は無い、意味とは探すもの、見出すものだ、無限に意味なんて見出せるのだからね。

では特に聞くともなく、この二人の話を聞いて欲しい、欲しいというのは誰かが聞いたことを認識する事に、僕が意味を見出す奴ってこと、ただそれだけの意味なんだけどね。


「理想と現実的な話をしたいと思う」

「理想と現実というのは、はたしてなんなのだ?万人に共通する概念とはとてもじゃないが思えないが」

「なに至極簡単な話だ、私と貴方にとって理想的と思える話と、そうでないと思える話をするのだ」

「ほう、それにはどの様な深い意味が含まれているのだろうか?」

「ただ双方の理想と現実の違いを知るだけだよ、意味はあるに越した事はないがね」

「なるほど面白いではないか、話しながら意味が双方にとって認識できる形に誘導しよう」

「誘導か、伏線を回収しながら、話に大きな意味を持たせる、私達がお互いに歩み寄りながら話せば可能かね?」

「そのとおり、貴方が私の話から大きな意味を読み取り、さも私はその流れを全て演出し誘導したかのように振舞う」

「そして私も、貴方がその様に振舞うことを演出し誘導したかの様に振舞うか、演舞の様な認識でいいのかね?」

「既に今、それに近いことが出来ているのではないか?、、では徒然なるままに話そうか、理想と現実的な話を」 


まあ、背景的な、話に意味や神秘性をもたらす為に付加する情報としては上出来かな?

これから理想的な話と、酷く現実的な話をしたいんだけど、いきなり意味もなく、そういう話を一つの物語として表すのも変だ、

交互に影響を与え合うような、違った物語なんだけど交互に一つのシリーズとして読んでみると、なんだか面白い、そういう話がしたいってこと、

絶対的な世界観の差異、雰囲気や空気感、物語のノリが異なる、躁鬱の様な、明るさと暗さの強弱が最大値になる事が理想かな、

プラス、正、可、善、徳、最善最良尽力的で、秩序陣営勢力の善良で正義的な信仰信念と希望と愛情と友愛と確信的な信頼と自信と恋愛に溢れた話、

マイナス、不、非、悪、罪、最悪最劣悪怠惰的で、混沌陣営勢力の邪悪で不義・不誠実的な不信仰信念と絶望と憎悪と裏切りと非確信的な信頼と自信と恋愛に満ち溢れた話、

そういう両極端な、二元論二極端に割り切ることができる、対照的な話をしよう、お互いを切磋琢磨し競争する様な、お互いの話を戦わせる様な、

理想と現実を戦わせ、客観的にそれを鑑賞する、そういう形式かな、流れは読めたかな?どちらが素晴らしいか、最終的に決着がつくまで戦わせる、そういう事とする、

もちろん理想と現実に決着はつかない、無駄話をするには持って来いだね、上記の人達ってずっと話してる事になるのかな?超暇人じゃん!って感じだね、

では、この世の終わりが来るまで続く、永遠の論題・シリーズとして、今此処に理想と現実的なオハナシをはじめよう。

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