魔法数学ω数
魔法数学の最後として、ω数をあげよう。ω数の定義は、『相対している魔術師が同時に起こす魔術の影響度合い』である。これは、1人ではなく、少なくとも2人以上の魔術師を必要とする。また、人数の上限は存在しないが、おおよそ10人程度までとされている。
では、式を見てみよう。ω数の式は次のようになる。((((α×β)/(n×(3/4×π×r^3)))/(2×π×r^2)×((E×c^2)/(β×n))))である。αはα数、βはβ数、nは敵対あるいは攻撃を行っている魔術師の人数、(3/4×π×r^3)は球の体積の公式、(2×π×r^2)は円の面積の公式、Eは魔術粒子のエネルギー、cは光速である。なお、rは空間単位を示す。
円の面積を割っているのは、β数に含まれる円の面積を打ち消す必要があったためである。戦闘を行う際には、3次元の行動が要求される。例えば、飛翔術による高度からの攻勢などである。そのため、立体的に行動をすることが求められる。
ω数は、基本的に周囲への影響を中心に考えている。一方で、互いの魔術量、あるいは自然環境下に存在する魔術粒子の濃度に、魔術の規模などは左右されるため、α数やβ数が取り入れられている。




