14/31
魔術の可逆性
魔術は、通常一定の可逆性を持っている。この可逆性は完全な物ではないが、通常の魔術を行う上で考慮することはさほどない。
可逆性とは、ある物事が変化を遂げた時、その逆も行うことができるということを指す。これの対義語は不可逆性であり、有名なところでは覆水盆に返らずという状況であろう。しかしながら、魔術と言うのは、その覆水を盆に返すことができる。
その原理は正確に解明されていない。しかしながら、魔術元素とのかかわりによって、それを解明しようという動きはある。有力な説によれば、宇宙の記憶というのがあり、魔術元素はその記憶を書き変えているということらしい。全く分からないが、そういうことだ。
このように、魔術には、可逆性が存在している。なお、魔術の不可逆性については、上級魔法特性に分類されるため、ここで詳述することは避ける。




