登場人物紹介1
安積一輝がセイルのいる異界へ召喚されてから、ルルドニア異界へと向かう間に登場した人物を書いておきました。
書き漏らし等、ちっとあるかもしれませんが、ご勘弁を~
ここでなんですが、いきなりこれまでの登場人物の紹介です。
見切り発車的にスタートした物語なので、ちっといろいろ整理します。
≪主人公≫
☆安積一輝……主人公。ヤンキー高校生、だった。17歳。交通事故を起こした次兄の入院先に学校から急いで向かう途中で、自分も事故の遭ってしまう。その時、偶然にルシウスとアレクサンダーの双子の魔導師のへっぽこ召還術に巻き込まれ、テシア異界へと吸い込まれる。
現在、魔法でくっつけられてしまったナイトロードと、一人として身体をシェア中。
☆ナイトロード……ハイ・グローバの元竜王。ハイ・グローバの王の座を狙う銀竜シルヴァニスとの闘いの最中、大きな負傷をしたところへ、一輝と同じく双子の召還術に巻き込まれ、テシア異界へと吸い込まれた。しかも、一輝と同様瀕死の状態だったため、一輝と《二形》となりくっついてしまっての召還となった。
≪ロードラスト=テシア異界の住人≫
☆セイレィニア・エレナ・センドランド2世……通称セイル。一輝と同い年。
ハイ・グローバではテシア異界、セイル達はロードラストと呼ぶ世界の、ダンタレス大陸の中央にある、比較的大国であるセンドランドの女王。だが、本当は男。祖父の王リンゼルが魔力が弱かったため、父に続いてその体質を継いでしまった。王として王妃を迎えてもまた魔力の弱い王子しか生まれない確率の方が高く、このままでは4代続いて魔力の弱い王を立てることになってしまうのは、敵対するサンクセイ側をますます強くしてしまうと判断。止むを得ず女として魔力の強い婿を取り、次代に魔力の強い王を産むことに。その婿に、なんとナイトロードとくっついてしまった一輝を選んだ。
というより、一輝に一目惚れ(ずっと女として育てられたので、中身も女になってしまっている可能性が・・・)
193センチある一輝と張り合う程の長身。だが、ごつい感じはなく、スーパーモデル並みのスタイルの美女。
元男だったからなのか、元々の性格がそうなのか、割と感情が顔に出ない、というより、無表情。が、怒ると激烈に恐い。
☆ヘンリー魔導師長……センドランドの宮廷魔導師の長。セイルの育ての親でもある。そのせいで、今でもセイルには「じい」と時々呼ばれる。王都ファゼ=ミルラの隣の領地ジァニアスタ領の領主で、魔力の強い一族を纏めている。また、女王の補佐としてしたたかな策士の面もあり、一筋縄では扱えないおっさん。
バカ犬双子のルシウスとアレクサンダーの伯父。
☆ルシウスとアレクサンダー……センドランドの宮廷魔導師見習い。ヘンリー卿の四番目の弟フィッシャー卿の三男と四男。魔力は強大だが、頭が悪いのか、いまいち有効な使い方が出来ていない、それぞれ十五歳。
こいつらの描いたぐっちゃぐちゃな魔法陣のせいで、一輝とナイトロードは混ざった形でセンドランドに召還されてしまった。という、使えない仔イヌコンビ。そのくせ、ヘンリー魔導師長の身内ということもあり、自信だけは山よりも大きい。
セイルの命令で、長い間敵対していたサンクセイ領ディアドロワ侯爵家の跡取りとして、母親と共に乗り込むことになった。
☆オリバー卿……魔導師長の次弟。魔力や魔術もさることながら、歴史や法律にも詳しい、勉強家。魔導師長の信任も厚い。
一輝の教育係にもなっている。ひょろりと背の高い、いかにも魔導師、という感じのヘンリー卿とは対照的に、ずんぐりむっくりの街のおっさん体系。一輝は密かに「オリバーおっさん」と呼んでいた。
☆ガレスト……王家御用達百貨店(?)ガレスト屋店主。金のためならどんな時でも愛想のいい、オットセイ面のごうつくオヤジ。魔力の弱いセイルを「女王陛下」と上辺は敬い、腹の中では蔑んでいる。
☆アルフレッド卿……宮廷警護の騎士。セイルのシンパ。
☆ヘイス……宮廷内侍従。セイルのシンパ。一輝のことも尊敬している。
☆バレンタイン伯爵……一輝通称《白ウナギ伯爵》。セイルのムコライバル5人衆の一人。トルドネール領領主。悪い人物ではないが、自信過剰でしつこい。
☆ウォール侯爵……一輝通称《ムコライバル・ヒョウロク玉ン》の一人。サラザルド領領主。イヴァリアス卿の罠で、毒殺されかける。
☆ガーネット……オリバー卿夫人。なかなかのアイデアウーマン。
☆ヴィクター卿……センドランドの宰相。ヘンリー卿と並ぶ、セイルの片腕。
☆リンゼル王……センドランドの3代前の王。セイルの祖父。エイドリアン王の第2王子。魔力が弱かったと言われるが、ナイトロードの見立てでは「封じられた」のではないかとの疑惑が出て来た。
☆エイドリアン王……センドランドの4代前の王。リンゼル王の父にして、サンクセイとの内紛の切っ掛けになった王子達の父。
☆デンドラム王子……エイドリアン王の第1王子。イヴァリアス卿に毒殺された。
☆セイラフィアス王子……エイドリアン王の第3皇子。イヴァリアス卿の父のディアドロワ侯爵の孫にあたるため、第1王子デンドラムを謀殺しようとし、祖父と共に処刑された。
☆イヴァリアス・ディアドロワ卿……サンクセイの先代領主。父が起こした玉座争奪戦争の旗頭だった。母が王家の血筋であるのを楯に、魔力の無いリンゼル王とその王子達を廃嫡させようと、戦を繰り返した。
セイルを毒殺しようとして(ウォール候は間違いで死にかけた)激怒した一輝とナイトロードに焼死させられる。
セイルの祖父リンゼル王の魔力を封じた疑いもあるが、故人となった今では、直接問い質せない問題でもある。
☆マドレーン夫人……イヴァリアス卿の夫人。現ディアドロワ候イグアス卿の母親。イヴァリアス卿をナイトロードに殺されたのを恨み、セイル暗殺を企てるも失敗。
☆イグアス卿……現ディアドロワ侯爵。一輝とナイトロードが参戦した内戦の責任を取らされ、まもなく領主を退き隠居させられる。
≪ハイ・グローバの住人≫
☆レジーナ・シェイクロッド……ハイ・グローバのハイ・エルフ。
ハイ・エルフにしては珍しい《二形》で、幼い頃に《二形》が預けられるという《忘れられた里》へ里子に出された。
が、あまりに魔力が強いため、ハイ・エルフの長が特例として、長候補としてエルフの里へ連れ帰った。それからレジーナは《忘れられた里》とハイ・エルフの里、そして召還先をうろうろするという生活を送っている。
性格はめちゃくちゃ攻撃的。だがそれも、《二形》ということで自分の処遇を決め兼ねている、ハイ・グローバの各部族の長達(忘れられた里の長は除く)へのいら立ちから。
☆エイミー……《忘れられた里》に住む、《二形》の森の妖精。里の長の使いもしている。生真面目な美人。
☆長老……《忘れられた里》の長。森の妖精。エルフの中には、ひとつの魔法に特化して強大な力を持つ者もいる。長老もその一人。《二形》でありながら、森全体に結界術を掛け、里の者達を守っている。
里のはずれに住む大主様とは、昔からの懇意。
☆大主様……ハイ・グローバに残った最古の竜、黄金竜。すでに長い年月ハイ・グローバの大気に含まれる魔力と一体化していたせいか、もうほとんど実体が無い。意識体といっていい存在。だが、その魔力は、逆に意識体であるが故に無限大。
ハイ・グローバのドラゴン・オーブの守り手にして、この世界の理を全て知る存在。
☆アルティミシア……ナイトロードの娘。竜王女。年齢は、人間に直すとまだ16歳。
母はナイトロードの前妻。
《二形》で生まれた自分のせいで、母親は死に、父ナイトロードは自分を《忘れられた里》に捨てたと考え、ナイトロードを恨んでいる。だが、慈しんで育ててくれた長老や里の者達には深く感謝している。
ルルドニア異界の異変を知って、《二形》であれば行かれるのなら自分が行くと長老と大主様に申し出るが、まだ若すぎると止められ、憮然としていた。
☆セルリアーナ……ナイトロードの後妻。水竜で、竜なのに物凄い美人。銀竜シルヴァニスと共謀してナイトロードを殺そうとした、と、思われているが、実際のところは分からない。
☆シルヴァニス……銀竜。ナイトロードを殺して自分がセルリアーナの夫となり、竜王になろうとした、と思われる。が、実際のところ、セルリアーナと浮気していたのかどうかは分からない。
≪ルルドニア異界の住人(?)≫
☆流離人……謎の魔導師。本人の話では、ルルドニア異界に異変があるからと、呼ばれてやって来た、という。人を食ったところがあり、どこまで本気で話しているのかも分からない。
≪ルルドニア魔界の住人(?)≫
☆魔王……何から何まで、全く分からない人物。ただ、魔力は底なし。隣接するルルドニア異界の住人の大半が、魔王の負の魔力で死んでしまった。
現在は、ざっとこんな感じです。
物語が進んで、またキャラクターが増えました時には、その時に新たに登場人物紹介ページを設けます。
(やること遅いって感じですが・・・)