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あとがき

「ねぇ、メイ。まだ消えないんだけど」


「なにがー? あー、ココアは脂肪だからさ、先にクレンジングオイルで――」


「……違う。メイが勝手に私に着せた裸リボンのこと!」


「あー。あれ、可愛かったね。昨日もおすすめにイラスト流れてたよ。胸がでかすぎて笑っちゃった」


「うん、そうそうそうそう。SNSでずーっと私がスケベなトレンドになってんの。メイのせいで!」


「写真なんて一枚も残ってないんだし、別にいいでしょ。みんなツリーと火災の中継ばっかりで、私たちのことは集団幻覚だと思ってるみたいだし」


「そんなThis Manみたいな都市伝説になんかなりたくないって。ねぇメイ、もう一回でっかい隕石降らせてみんな潰してよ」


「あー、あの脳力? エリの裸リボンで全部使い切っちゃった。もうすっからかん」


「無駄すぎる……グリム童話だってもっとまともな願いに使ってるよ」


「あはは! 見てこれ、私たち『月からの贈り物』って呼ばれてるらしいよ。世界で一番有名な恋人じゃん」


「バッカみたい! 私たちがいつ恋人になったって?」


「まぁ、それくらいの脚色はいいでしょ。おかげで私たち、これからもずっと一緒にいられるんだし」


「もー……そこ持ち出されたら、言い返せないじゃん。はぁ、改めて言うことでもないけどさ……おかえり、メイ」


「……うん。ただいま、エリ」

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