表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
布団王国 新たなる旅立ち  作者: 布団王国 国王@普段は沼津平成として活動中!
布団王国への転生編
2/2

布団王国への転生 2

「なんだよ……踏んだり蹴ったりだな」

 と俺はつぶやいた。

 石ころを蹴りながら家への道を歩いていると、ポイ捨てされてあったビール缶が目についた。確か六年くらい前から販売されているが、今でも塩分を1グラムオフにした、プリン体になる可能性が減少する成分をちょっと入れた云々でリニューアルなのかよくわからない何かを遂げたから、「新品」を謳っていた。

 いくらちょこっと変え続けていてもそれは新品ではなく「ちょこっとリニューアル品」ではないか?

 このカンを見るたびに俺はモヤモヤするのだった。


「まあシュン。今日は遅かったね。何があったのかしら」帰るとタイチまでもがからかってきた。

「別になんでもいいだろ」と兄の意地を見せ、土足で階段に上がる。

 俺の両親は早くに事故で亡くなり、今はタイチと二人の同棲生活だった。

 とはいえ、特に甘々なことはしていない。タイチはまだ十四歳だし、僕は二十歳になるまでそんなことはしないつもりだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ