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世界最強○○屋  作者: ユキト
1/1

どうしょう

「犯人、この子が?」

何言ってるんだ、この化け物は?

女の子みたいで、小柄で、髪から肌まで真っ白で、まるで人形みたいに綺麗で、どう見ても15~16の少年だ。

「冗談でしょ?まだ子供じゃないですか?」

(はぁ~?俺達は地獄の門番だかいや。ウソなんて言ったら、魔王様に何されるか…)

ブルブル震える左側。よっぽど怖い事されるんだ?

(それは兎も角、ウソや冗談じゃないなや)

(コイツが犯人で間違いないがや。それに、コイツはガキじゃないがや。年齢は25だがや)

25歳!!僕より年上だったのか!?

人は見掛けによらないな。

(コイツの名はサツ、25歳。職業暗殺者。記憶はコイツの体自身が覚えてるから生活には困らない筈だなや)

「困るに決まってるじゃないですか!!その人の体に入ったら、僕が人殺しをしなきゃいけない事になるじゃないですか!?」

(別に殺す必要ないがや。普通に生活すればいいだけだがや)

普通に生活出来る気が1ミリもしない。

(納得したなら、そろそろ魂入れするなや)

「僕は少しも納得してないです!?…えっと」

思わず名前を言おうとして彼等の名前を知らない事に気付いた。

「そう言えば、名前をまだ聞いてませんでした。僕は妻木優(さいきゆう)あなた、達でいいんでしゃうか?」

(ん?あー、挨拶がまだだったがや。)

そう言ってから、親指を立てて真ん中の頭を指す。

(俺はアリオン.ケルベロス。三兄弟の長男だがや)

次に右側の頭を指し。

(俺はジャン.ケルベロス。次男だなや)

最後に左側の頭を指し。

(最後は俺な。俺はカイオン.ケルベロス。末っ子かいや)

「それにしても、3つ

の頭に体が1つって、不便そうですね?」

(基本は長男の俺が動かしてるがや。緊急時は一番意思の強い奴が動かすから不便はないがや)

ドヤ顔のアリオンに対し、ジャンとカイオンが顔を顰める。

どうやら不便はないけど、不満はあるようだ。

黙っとこう。

しかし、このままでは何時までもこのままだ。

目の前の番人も困ってる。

一年間だけなら。

そう、一年だけなら、普通に生活出来るかもしれない。

「分かりました。お願いします。」

僕の言葉に明らかに安堵のため息を吐く三兄弟。

相当困らせてたんだな。

(それじゃあ、行くがや)

アリオンが善は急げとばかりに僕をサツ…さんの前に立たせた。

と、思ったらいきなり突き飛ばされた。

な…何故!?


続く




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