EP2.2589年4月15日
自己満で書いてます。
読んでくだされば幸いです。
???「まことー?起きてってばー。もーだから昨日の夜も言ったじゃない。夜無理すると朝起きれないよーって…起きてってばー!」
彼、いや彼女は家の中で1人喋っていた。
彼女は東郷真琴[とうごうまこと]、真琴の両親は化学者で、普段から家を空け別の研究所で働いている。なので、必然的に1人のはずだがなぜ1人で喋っているかと言うと…
真琴「もー、また今日も私が全部朝のことする事になるじゃん!交代交代でしょ!」
???「わ、わかったよ…おきたおきた、起きましたよー」
真琴 (やっと起きたー、誠に体の主導権渡したから後よろしくね。)
彼女、いや彼は人格を2つ持っている特殊な人間だった。
「悪いな、朝は眠くって」
ふぁーとだらし無い欠伸をしながら俺はそう彼女に言う。
(私だって朝は眠いよー、後は寝るからね。学校行くとき事故には気をつけてよ、私の体でもあるんだから。)
「魔法はまかせろ、いままで無事故。俺優秀だからよ。」
(はいはい、それじゃおやすみー)
そういい俺の中から彼女の意識が眠ったことが分かった。
「さて、行くか!術式構築!」
そう言って、体をふわりと浮かせて学校へ飛んで行ってしまった。
実は術式構築という必要も無いが、彼はまだ魔法が存在しなかった時のアニメ文化にはまっており、こういった気分から入ることが好きだった。
もちろん、学校では隠しており、平均的な平凡な生活を送っていた。
今日も、平凡な日を送るはずだった。
放課後の帰宅中、あのサイレンを聞くまでは。
<警報、警報。人類滅亡規模のエネルギーを観測しました。これより国際緊急会議が始まります。指示をお待ちください。>
「……は??」
その日地球上ではパニックが起きていた。
読んでくだされば幸いです。
続きも更新していきますので、よろしくお願いします!!