二章登場人物紹介
自他共に認める、名前がコロコロ変わって覚え難い小説であるRe:Monster――刺殺から始まる怪物転生記――。
そんな訳で、簡単な人物紹介と用語説明などを。ネタバレを多分に含みますので、そのつもりで。
今回のは二章に登場した人物と二章の状態までを書いたモノ。三章以降は追々書かれる、はず
前回説明しているキャラ紹介文は大雑把に短縮される事もあります。変化が少なかったり、面倒だったり、チョイ役の場合は、数が数なので書かれない人も沢山居ます。
紹介も、思いついた順に適当に書いてますので、登場順ではありません。
【登場人物】
№1 アポ朗。
本作主人公。相変わらず喰ってます、増えてます、殺してます、稼いでます。
常識外れのスピードで使徒鬼・絶滅種にまで進化した化物。
鬼人という段階でかなりの上位種になっている訳だが、【神々】と深い関わりがある使徒鬼である事と、絶滅種という、昔々の、現在よりも強かったモンスターが跋扈した世界で生きていた種なので、基礎値が普通の鬼人と比べて全体的に高い状態になっている。
アビリティによりその他もろもろが加算されるので、非常に凶悪の一言。
【勇者】とか【英雄】レベルが複数必要なレベル。戦うには、複数のパーティで挑む事推奨。レイド級ボス?
名前はオガ朗→アポ朗と言う流れ。≪真名・夜天童子≫
種族はオーガ(希少種)→アポストルロード(絶滅種)。
№2 ミノ吉くん。
盾や肉体などの圧倒的な防御力で敵を寄せ付けず、斧などの圧倒的な物理攻撃力+雷炎で敵を大体一撃で屠る、五メートルサイズの巨躯の鬼。
オーガ亜種からミノタウロス新種に進化し、それによって得た肉体能力は非常に高く、素のアポ朗すら越えてしまうほど。流石に複数のアビリティを発動して肉体強化した状態には届かないが、音速に突入する突撃力と高い再生能力は尋常じゃない。
多分【勇者】とかクラスが相手じゃないと、一対一では敵にすらならない可能性が高い。【副要人物】とかなら補正ありありで戦えそう。
目標がアポ朗なので日々の訓練を怠らず、妥協を許さない。その為そもそもの生物としての強さに鍛錬が加算されているので、戦う時に下手な小細工は逆効果。
真正面から潰せるだけの力がないと、戦うのは回避推奨。
多分作中で一番の努力の人。
アス江の旦那。
【八陣ノ鬼将】の一人。【斧滅大帝】という称号を得た。
【炎の亜神の加護】【戦乱の亜神の加護】【雷光の神の加護】を持つ。
名前はオガ吉→ミノ吉という流れ。≪真名・雷炎牛皇≫
種族はオーガ(亜種)→ミノタウロス(新種)。
№3 カナ美ちゃん。
アポ朗の正妻。一歩後ろに寄り添い、居るべき時と場所に居て、整えるべき髪形と着るべき衣装を纏い、必要な言葉を適切なタイミングで囁く。そんな感じ。
偶に切れてしまう事はあるが、そんな所もアポ朗の支えになっている部分があったりなかったり。
最近は子供が欲しいなー、とよく囁いているし、実際にしている。が、子供はもう少し先になりそうである。
【八陣ノ鬼将】の一人。【氷界女帝】という称号を得た。
【鬼■の正妻】を持つ。
【氷原の神の加護】【冥府の神の加護】を持つ。
名前はダム美→カナ美。≪真名・月蝕神醒≫
種族は半吸血鬼・亜種→吸血貴族・亜種。
№4 アス江ちゃん。
ミノ吉の嫁。豪快な性格で部下に好かれている。進化した事で大きくなり、ミノ吉ともそれなりに良い感じ。
姐さん的存在。最近はアポ朗と別行動が多かったので、影が薄い。
【八陣ノ鬼将】の一人。【地殻雷槌】という称号を得た。
【地震の神の加護】を持つ。
名前はそのまま。≪真名・大地母鬼≫
種族は半地雷鬼→地雷鬼(亜種)。
№5 スペ星さん。
森の外に出てからは魔導書やらの収集に勤しんでいた。今まで以上に多く集める事ができたので、ほくほくしながら読みふけっている。
閑話で旧来の親友であるブラ里さんと何やら特殊な関係を匂わせた。怒らせると、ちょっと恐い。
正式に魔導鬼になった事で、得意である炎熱系統魔術がより強化され、隕石的なモノを降らす事も可能になった。ただし反動が強いので多用は難しい。
【八陣ノ鬼将】の一人。【崩星導師】という称号を得た。
【魔術の神】と【杖の亜神】の加護を得た。
名前はそのまま。≪真名・■■≫
種族は半魔導鬼→魔導鬼・亜種。
№6 ブラ里さん。
戦闘時には性格が豹変するので近づくのは危険。血に酔い、殺戮し過ぎて怒られる事も多々あり。
ハーフから正式に血剣鬼になった事で、【熱血】や【冷血】、【腐食血】と言った能力を使用できるようになった。
変わった称号も、熱血で敵を焙るようになった為と思われる。
【八陣ノ鬼将】の一人。【剣嚇錆焙】という称号を得た。
【血の神】と【剣の亜神】の加護を得た。
名前はそのまま。≪真名・■■≫
種族は半血剣鬼→血剣鬼・亜種。
№7 赤髪ショート
メキメキと強さを増している。子犬のようだが、中身は猟犬。独特の動きは正当な戦い方を知る者であればあるほど翻弄する。
騎士っぽい装備なのに四足獣のような動きを見せる事が多々あるので、敵に呼吸を読まれ難い。
特殊な【職業】も短期間で多く得ているので、扱えるようになった戦技は多く、また訓練によって戦技が無くても結構戦えるようになっている。
【戦獣の亜神の加護】を得た。
【鬼■の権妻】の一人。
【職業・聖獣喰い】と言ったモノも得た。
№8 姉妹(姉)さん。
【鬼■の権妻】の一人。
長女オーロを産んだ。
一旦外に行ったが、拠点に戻って料理長を担っている。
果実を使ったお菓子造りにハマっている。
№9 姉妹(妹)さん。
【鬼■の権妻】の一人。
長男アルジェントを産んだ。
一旦外に行ったが、拠点に戻って料理長を担っている。
果実を使ったお菓子造りにハマっている。
№10 錬金術師さん。
【鬼■の権妻】の一人。
次女ニコラを産んだ。
一旦外に行ったが、拠点に戻って新しい研究を続けている。
ニコラの世話をしながら新薬の開発に勤しむ。
№11 鍛冶師さん。
【鬼■の権妻】の一人。
次男鬼若を産んだ。
一旦外に行ったが、拠点に戻って鍛冶を担っている。
ドワーフ達に師事を請い、メキメキと上達中。
№12 セイ冶くん。
【慈愛の亜神の加護】を持つ。
出番は少ないが、怪我の治療に大活躍。
拠点の守りとしても有用な能力者なので、今後に期待。加護を得た事で、次回ランクアップする時は亜種になると思われる。
種族は半聖光鬼のまま。
№13 グル腐ちゃん。
【腐食の神の加護】を持つ。
色々とキャラが濃い。
それによって【神】から加護を授かっているので油断ならない。きっとネタキャラとしては最強。色々な意味で。
戦い方は、主に敵を腐らせる。
種族は死食鬼のまま。
№14 ドド芽ちゃん。
【観測の亜神の加護】を持つ。
初めて外に出た際、仕事を全うした。生真面目な性格なので、それによってもたらされた情報はアポ朗にとってとても重要なモノになっている。
種族は百々目鬼のまま。
№15 ゴブ爺。
二十年以上生きるゴブリンの爺さん。
初期メンバーの助けとなってくれた恩人でもあるが、色魔でもある。ただ底知れない性欲は子孫を残そうとする本能であり、自分が長くない、と覚っていたからだろう。
長生きしただけあって蓄えた知恵は多く、毒の製造もアポ朗達が生まれるまでは行っていた。
だがアポ朗達が生まれると自分は必要ない、と分かり、安心して様子を見ていた。
そして二章最後に死去。
老衰だが、逝く間際には念願のドリアーヌさんの手でトドメ刺されました。本編でそれ書くと何だか情けないので、普通に老衰と記述する。
ゴブ爺は最後までゴブ爺だったと言う訳である。
№16 五鬼戦隊。
【色彩の亜神の加護】によってそれぞれ【赤】【青】【黄】【緑】【灰】の象徴色を得た。
五鬼で一括りにされているが、内二鬼はオーガ・メイジでもあるので、魔法を使えるので後衛担当。
閑話とかで書きたいなー、と密かに思っている奴らである。
種族はオーガが三。オーガ・メイジが二。
№17 お転婆姫。
本名:ルービリア・エイス・フォル・シュテルンベルト。
王国の王女。
王国を築いた【半人覚】の始祖王ロルギスの血が色濃く表れた【先祖返り】とも言うべき少女。
【判定の神の加護】を生まれながらにして持っているので、それを危惧した王が尖塔に閉じ込めた。それは守る為であるが、お転婆姫からすればそれは自由の無い、まるで死んでいるのと同じような生活だった。
なまじヒトをただ見るだけで、あるいは存在を認識するだけで対象の心のかなり深い部分までを読めてしまうので、世界の広さと、色んな自由と、色んな暗部を幼いながら知ってしまった。
その為、少々精神的に捻じれている部分がある。護衛を撒く事が多いのもその一部。心を読むので意識の死角を突く。
知識として色々な事を知っているが、実感が薄いのでビッグコッコに無造作に近づいて襲われかけた事もある。書籍から得た情報しかもっていないような感じ。
アポ朗に懐いているのは、心が読めないから。
初めて内心を読めなかったアポ朗と、かなり読み難いアポ朗の仲間達に興味が湧いた。それで一緒に行動するうちに、それまではあまり見せなかった歳相応の笑みを見せる事も。
№18 少年騎士。
本名:マックール・セイ。
苦労人。お転婆姫に尽くす従者的存在。一応騎士。
お転婆姫が幽閉されていた時代からの付き合いでもある。
№19 復讐者。
本名:シグルド・エイス・スヴェン。
結婚を誓い、迎えに行った恋人を目の前で殺され、復讐を誓う一人の男。
英勇詩篇[輝き導く戦勇の背]の詩篇覚醒者だったがアポ朗に負け、恋人の仇を討つ為にアポ朗の手をとった。
その際詩篇がアポ朗に取り込まれ、一応詩篇覚醒者としての能力は保有しているが、真の能力解放はアポ朗の許可が必要。
もしアポ朗に出会わなければ、副要人物――【妖炎の魔女】【守護騎兵】【簒奪者】【慈悲の聖女】――と出会い、その他のヒトなどの繋がりで色々とイベントをこなし、復讐する対象の裏で糸を引いている敵を――――。
といった感じの流れになっていた。
暗い感じの物語が綴られていた事だろう。
一途なので、一度病むとヤバい。
№20 熱鬼くん。
かつて帝国の奴隷部隊に居た鬼人の一人。
解放されてからは傭兵団に残り、アポ朗に鍛えられる。
教えられた武術はムエタイ。鬼珠を解放するとルビー色の炎を噴き出すフランベルジュとなる。
種族は灼熱鬼。
№21 風鬼さん。
かつて帝国の奴隷部隊に居た鬼人の一人。
解放されてからは傭兵団に残り、アポ朗に鍛えられる。
教えられた武術はサバット。鬼珠を解放するとエメラルド色の装甲を持ち風を纏ったロングブーツとなる。
種族は疾風鬼。
№22 幻鬼くん。
かつて帝国の奴隷部隊に居た鬼人の一人。
解放されてからは傭兵団に残り、アポ朗に鍛えられる。
教えられた武術は柔術。三鬼の中では肉弾戦が苦手だが、後方支援では非常に役立つ。
種族は幻想鬼。
№23 ドリアーヌさん。
元ドライアドさん。アポ朗の分体を吸性して存在進化し、【美花頭女】となった。進化した事で動けるようになったので、本拠地で一緒に暮らしている。
農作業などに大いに貢献してくれているので、その存在は色々と大きい。
エルフ達に解放している温泉施設≪パラベラ温泉郷≫では、トップに君臨するマッサージ師である。その際にはドリアーヌ嬢として呼ばれる事が多い。
種族的に快楽を与える事に優れているので、エルフをエロフにするぞ計画! の重要人物の一人。
ちなみに計画は父親エルフなども参加している。
人口の増加は戦争で減ったエルフを増やすのに大切です。
【鬼■の権妻】の一人。
種族はドライアド→ドリアーヌ。
名前も同じ。
№24 オーロ。
夜天童子=アポ朗の第一の子。姉妹さん(姉)の子供。
【半人大鬼】として生まれ、何故かあるはずの無い金の鬼珠を右手の甲に持つ。
額に一角、赤い刺青あり。鬼珠は黄金のハルバードと弓になる。
腰には包丁を下げているので、意外と料理上手。暇があれば母親(姉)や義母でもある妹さんと一緒に料理を造っている。
弟を扱き使う事が多い。
遠距離型。
№25 アルジェント。
夜天童子=アポ朗の第二の子。姉妹さん(妹)の子供。
【半人大鬼】として生まれ、何故かあるはずの無い銀色の鬼珠を左手の甲に持つ。
額に一角、赤い刺青あり。鬼珠は白銀のパルチザンと弓になる。
苦労人で、よく姉に振り回されている。
近・中距離を担当。
№26 鬼若。
夜天童子=アポ朗の第三の子。鍛冶師さんの子供。
【上位大鬼】である為、肉体は子供の中で一番強い。
成長も早く、性格も大鬼らしく粗暴な所がある。勉強よりも身体を動かしている方が楽しく、脳筋系。ただ親には逆らえない。多分本能的に。
ミノ吉くんを尊敬しているので、一緒に行動していたオーロとアルジェントと違い、アポ朗とはあまり行動を共にする事が少ない。
その為か、戦い方はミノ吉くんに似ている部分も多い。
№27 ニコラ。
夜天童子=アポ朗の第四の子。錬金術師さんの子供。
四人の中では唯一の人間。赤ん坊なので、記述する事は少ない。
生まれた時から幾つかの【職業】を持つ。
№28 ルーク・イルダーナ・エドモンド。
英勇詩篇[救国を担いし光の御子]の主要人物。
遠い国からフォモール達が居たクラスター山脈にまでやって来た勇者。
癒えぬ傷を敵に負わせる聖剣を持ち、【光の神の加護】を持つ。高い戦闘力を誇り、戦技の力を十全に引き出せる本当の強者。
大鬼時代のアポ朗と会合し、ヤバい相手である、と実感させた事で無事に生き延びる。
元ネタは光の神ルー。聖剣元ネタはフラガラッハ。槍の元ネタはブリューナク。
詩篇は死んだ仲間の能力を吸収する珍しいタイプなので、最後まで進行すると多くの仲間の死の末に、一人で全てこなせる万能超人になる予定。
愛する人物を失い、最終的には仲間も皆死ぬ、という悲しい運命が待っていそう。まあ、多分誰かさんがそんな空気を読まずにぶち壊すだろう。
№29 コライユ・メスト。女。大司祭。
№30 クレリア・アーク・ハーヴェスト。女。魔女。
№31 チェロアイト・メイビス。女。猫の獣人。槍使い。
№32 セレス・タイト。女。ウサギの獣人。弓使い。
№33 アイオラ・ベッティーノ。男。盾戦士。
上記五名はルークの副要人物。面倒なので詳細はカット。
№34 異界の賢者。
名前だけは出てくるが、実はまだ本人は未登場だったりする。理由は引きこもりで、自分の屋敷で何かしら作業をしている事が多いから。
異界からやって来た異邦人の一人であり、ここに来た時は内政チート! 異世界知識万歳!! とテンションを上げていたが、現実は厳しく、チートと呼べるほどの事はなかなかできず、失敗も多かった。
魔法って便利だけど、素人が手を出しそうな分野では発展してる場合もあるので厄介です。専門知識ないからちょっと大変でした。
とはいえ、国民の生活の質の向上に大きく貢献し、尊敬を集めている偉人なのは間違いない。
主だった功績は、新しい調理法の流布、狂犬病など難病の治療法あるいは予防法の発見、生活に有用なマジックアイテムの量産化、個人孤児院設立、新種の魔法金属の発見・加工法の確立など。
チートじゃくても十分凄いヒトだったらしい。
ただしタンクトップにホットパンツの組み合わせなどを推奨するなど、趣味に走っている部分も多々見受けられる。
七十歳と高齢。お爺ちゃん。戦闘力は非常に高いが、歳なので戦うと腰をやりそう。
まあ、魔法関係の力を行使するので、その場から動かなくても問題はない。
ちなみに銃器の開発を目論んだが、火薬の調合法とかよく分からず苦戦し、似たような材料を発見・用意するが火縄銃などの性能では【見切り】とかで余裕で回避されてしまう為、諦めた。
職業補正強すぎ、この世界のヒトってマジやばい、とは彼が漏らした言葉である。
数を揃え、マシンガンなどのように連射性を上げれば十分通用するだろうが、この分野をあまり発展させ過ぎると五柱存在する【大神】の、それも最も影響力があると言うか、中心である【■■■■】から【神罰】が下る可能性が高いので、研究は中断している。
触らぬ神に祟り無し。
№35 水勇。
本名:フリード・アクティ。農民出身。二十代男性。
【四象勇者】の一人。【水震の勇者】
家族ラブな平民の勇者。苦労ばかりの幼少期を乗り越え、ちょっとイッテいる部分もある。仕事ならなんでもこなす。
部分的にイッテいる所があるので、取り扱いには注意。
澄んだ水色の瞳以外に特徴がこれといって無いどこにでもいそうな平凡な顔がむしろ特徴。愛用の武器は≪流水の蒼剣≫と呼ばれる両手長剣。
№36 闇勇。
本名:アルリッヒ・ティン・アグバー。王国貴族出身。十代女性。
【四象勇者】の一人。【闇守の勇者】
第一王妃派。当初は監視していたので敵かと思われていたが、そんな事は無かった。ただの信者。
第一王妃を守りながら、アポ朗をストーキングする事も多い。陰ではぁはぁとかしてそう。
嗜虐趣味で病人のようなやつれた白顔でボサボサ髪が特徴。愛用の武器は≪支配者の教鞭≫と呼ばれる多節鞭。
№37 岩勇。
本名:ガスケード・バロッサ・メロイ。王国貴族出身。四十代男性。
【四象勇者】の一人。【岩鉄の勇者】。物理攻撃は四人の中で最強。
【知恵ある蛇/竜・龍】の一種である【宝玉竜】を撃退した事もある。
忠誠心厚い男だが、今回は貴族派に手を貸したのは亡き大臣の恩義に報いる為。結局は色々あって戦う事無くお転婆姫に下った。その際大孫の助命を請う。
巌のように屈強で禿頭な歴戦の大将軍。愛用の武器は≪イスンバルの鉄槌≫と呼ばれる破城槌。
副要人物に【拷問官】イコイ・トーチャー。【大樽番頭】グラッシャー・パイ。【青藍騎士】クリストファー・ベイル・アズライト。【女蛮啼】ヤントゥナ・ナがいる。
№38 樹勇。
本名:フュフュ・アイン。故郷を捨てた者。うん百代女性エルフ。
【四象勇者】の一人。【樹砦の勇者】。防御力は四人の中で最強。
ちなみに四人の中で一人だけ亜人の【勇者】であり、【勇者】は職業ではなく称号扱い。それでも殆ど同じ恩恵を受けている。
唯一姿を見せず、今回のクーデターも静観していた。謎が多い。
亜人種でも【勇者】や【英雄】になれる例の一つ。
№39 骸蟲英雄。
本名:フィリポ・ベルド・ロッカータ。
キーリカ帝国貴族の次男坊。【八英傑騎甲団】に所属する、序列七位。下から二番目の強さであるが、配下の数によって地位は変動する事も。
序列はあくまでも個人としての武力である為。
【魔蟲の神の加護】持ち。
ペットに【災害指定個体:大鎧百足】などが居る。
正直二章には書籍に名前だけ登場しただけだが、書籍にて初めて登場した追加キャラなので、ここで追記しておく。
№40 雷鳴の勇者
本名:アルトゥネル・ベアーダ・リッケンバー。
帝国に古くから仕える大貴族の次期当主であり、キーリカ帝国が誇る八人の英勇が所属する【八英傑騎甲団】の第三位。
【雷鳴の神の加護】持ち。
雷撃と振動波を主要な攻撃法として使用してくる。
≪英勇武踏祭≫準優勝者。決勝戦で負けるが、相性が悪かった。実力でいえばほぼ互角。
かなり強く、また一人の【■■■■】を取り込んでいる。
№41 重緋将。
本名:バララーク・バラク。
【魔帝】ヒュルトンが治める魔帝国が誇る【六重将】の第四席。
金属殻で全身が覆われた金属系の魔人。
≪英勇武踏祭≫優勝者。決勝戦は相性の差で勝利。実力でいえばほぼ互角。
№42 スカーフェイス。
ブラックアンデッド・ナイトに最初に進化した個体。頭部の十字傷が特徴的。
生成されてからの月日によって培われた経験と最初から備わっている能力によって高い戦闘能力を誇っていたが、アポ朗が【骨結合】と【合成】を使った魔改造によって更に能力が向上した。
現在の種族は【冥界の竜骨騎士】
下半身は二竜頭八脚で六対の副腕を持つ巨竜馬、それに乗るように合成されている上半身はブラックアンデッド・ナイトのそれ、という有様になっている。
文字どおりの人馬一体。
№43 女武者。
本名:住良木楓/カエデ・スメラギ。
異邦人の一人であり、【異界の剣豪】。
黒髪で和服のような民族衣装を身に纏い、大太刀を使う女傑。
美人六傑に加入して、美人六傑は美人七傑となっているらしい。
傭兵団に加入した。
№44 剣闘王。
本名:ライガー・バゼット。
剣闘士として戦いに明け暮れ、自分を解放する金銭を戦いで勝ち取った生来の戦人。
闘技場での戦績は五百戦全勝、だった。初めての敗北がアポ朗。
傭兵団に加入した。武器は大剣、二振りの剣。
№45 第一王妃。
五大神教の熱狂的信者。
お転婆姫の母親。多少劣化しているが、心を読む力をお転婆姫同様に持つ。
クーデターが起こった時はさらっと姿を眩ませ、終わったらさり気無く出現していた。
敵に回したら厄介な存在だが、アポ朗にはストーカー的な存在になっているので敵対する心配は無さそう。
使用済みほにゃららを収集している可能性が高いので注意。普段は賢く美しい国母。
№46 ラムラさん。
雷竜人の女性。パラベラムが誇る美人六傑の一人。
意外と強い。
№47 魔砲使い。
本名:不明。――一応、北西登とか適当に考えてた。
女武者カエデや賢者と同じ異邦人の青年であり、【異界の魔砲使い】。
歳は十八歳と若く、それなりに死線を潜りぬけてきた猛者だった。が、同じ異邦人であるカエデに一目惚れし、結果としてそれをアポ朗に利用されて食された。
どどど童貞ちゃうわッ。とか言ってそう。
№48 大臣。
本名:ギルベルト・イスラ・バルドラ。
故人。死因:毒殺。
若かりし頃、【討寂将軍】などと呼ばれる猛将として隣国に知られ、様々な戦場を駆け巡った。
ドゥルーヴァン共和国――現在は無く、領土は王国と帝国で半分に分けられて吸収されている――との国境線上で起きた戦争の際、左足の膝から下の消失、右親指、薬指、小指欠損などが原因で将軍職を辞任。
その後は軍師ではなく、政治面で活躍。様々な功績によって、現在の大臣の座を獲得。
暗殺される前の貴族派の首魁である。クーデターの発案者でもある。
なぜそんな事を企てたかと言うと、王家に対する忠誠心よりも、お転婆姫の危険度を重視したから。
幼いとはいえ、何をするのか分からないお転婆姫が自分の目的の為に動くと王国の秩序を崩す可能性は非常に高く、下手をすれば国民に無駄な犠牲者がでるかもしれない、と判断した。
お転婆姫の力は非常に有用なので、殺害は最終手段としては考えていた。
ただし他の王族を鏖にするつもりなどさらさらなく。クーデターが成功しても王族の権力をある程度削ぐだけに留めるつもりだった。
国を思えばこその行動だったが、それが原因で命を落としたのはある意味で仕方ない。決して悪人と言う訳ではなかった。
実戦的な能力を持つマジックアイテムの収集家、という側面も持つ。
№49 大孫。
大臣の孫。大臣が死んだ後は担がれて貴族派のトップに立つ。
能力はそこそこあるが、突出しているという訳ではない。
失敗した後は、岩勇によって、殺される事無く捉えられる。
驚異的なダイソ○の吸引力でフラグを回収していった、とか言わないように。
№50 蛇爺。
貴族派の黒幕的。老獪な貴族で、蛇の様だから蛇爺。
大臣亡きあと、貴族派を裏から取り締まった張本人。
寄生されて呆気なく無力化された。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
【詩篇による固有能力及び特殊能力又は希少能力をちょっとだけ解説】
≪固有・ユニーク≫
固有の能力。真名によるものや、称号によるもの、武器それぞれによるものなどがある。
[真名により得たモノ]
【夜天童子】
※【百鬼夜行の頭領】
配下の成長率アップ。配下を率いた時、全体の戦闘能力の向上、など。
※【逢魔時の鬼喰らい】
特定の時間帯での能力値大幅上昇、鬼系配下能力値上昇、など。
【雷炎牛皇】
※【雷天神牛の系譜】
いずれ至る終わりの指標。高い雷炎適正を獲得など。
※【神殺しの雷炎】
雷炎攻撃時威力大幅増量など。
[称号により得たモノ]
【斧滅大帝】
※【斧滅なる者】
斧攻撃時威力大幅向上など。
※【渇望し天上へ至る者】
成長率上昇。目標に至るまで、弛まぬ進化の歩み。
≪特殊・スペシャル≫
何かしらの条件をクリアすると得られる。
【異教天罰】
異教との征服戦争時、主要人物と共闘した副要人物の――ただし加護持ち限定で――能力を上昇させる。
上昇率→大神三〇〇%、神二〇〇%、亜神一〇〇%。
複数の加護持ちは、この基礎的な上昇率にプラスで加算される。神一柱につき十%、亜神は五%。
ただし上限は三〇〇%
例として、カナ美ちゃんは二柱の神から加護を受けていたので【弐神】級となり、神一柱で二〇〇の基礎上昇率を得て、神一柱追加で二一〇%も能力が向上していた。
もしミノ吉くんなら【参神】級なのだが、神一柱で二〇〇となり、亜神二柱でプラス十%が加わって、二一〇%となる。
【運命略奪】
他者の運命を略奪し、自分の物にしてしまう。倒した詩篇覚醒者を自分の詩篇に取り込む事も可能である。
ただ悪い事ばかりでなく、死にかけた配下の命を長らえさせ、思わぬ奇跡を起こす事もある。
【神話的主要人物・世界詩篇[黒蝕鬼物語]】
≪終焉と根源≫を司る大神に選ばれた者が得る、世界に影響を与える物語。
配下から副要人物【八陣ノ鬼将】、【■■■■】などを選別・保有するので、干渉範囲はかなり広い。
【蹂躙制覇】
圧倒的な暴力によって他者を蹂躙して征服する。
獲得者の戦闘スタイルに合わせて、物理特化だったり魔法特化だったりと変化する事もあるが、概ね全面に対して圧倒的な攻撃力を誇る。
【武勇蒐集】
武器の収集能力。戦場で出会い殺した者、あるいは戦った相手が存在した、という事の証明あるいは思い出として収納する能力を得る。
簡単に言えば、武器専用のアイテムボックスを得るという事。
ただし盾や鎧などの防具を武器としていた場合は、例外として収納できる。基本的にその人の武器なら可、と言う事。
ただし魔法などの場合は無理。物が無いので。
≪希少・レア≫
辺境詩篇をクリアする事で得られる。
【撃滅の三歩】
殺すと決めてからの三歩の間、攻撃力が上昇。一歩目よりも二歩目が、二歩目よりも三歩目が高威力。
威力が高いので、一日に一度が使用限度。
【生者を喰らう者】
生きたままボスを喰った証拠。生きたまま喰い始めると、何故か獲物は死ににくくなる。鮮度が一番。
【捕らえ喰らう者】
逃げる者を捕獲する能力が上がり、捕獲した状態で喰うと鮮度が長持ちする。
【水妖殺士】
【水妖滅殺師】
下位と上位能力。水妖に分類されるモンスターに対して高い優位性を獲得し、水生生物相手でも最大値は低下しているが能力が上昇する。
【殺戮戦域】
発動者を中心とした一定範囲内の敵の能力低下。さほど効果が高い、と言う訳ではないが、戦闘時はそれが致命的なモノになる。殺せば殺す程敵の精神を揺さぶり、自身の能力は殺す毎に上昇し続ける。
能力を切ると能力値は元に戻る。
大体新しいのはこれでいい、はず。
誰か忘れてる、この人知りたい、というヒトが居れば教えてください。