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AI時代の入口で  作者: みらいつりびと


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7/10

シンギュラリティ

 小説投稿サイトでAI生成小説が話題になり、問題にもなっているようですね。

 AIの文章力が急激に上昇して、生成小説の質が上がり、とてつもない量産ができるようになった。

 私も含めて小説創作を趣味にしている人たちにとって、気になる話だと思います。

 AIを使いこなせない人は、置いていかれるかもしれない。

 地道な自力創作努力が、無に帰すかもしれない。


 小説制作を職業にしているプロ作家にとっては、なおさら切実な問題でしょう。

 近い将来、飯のタネを奪われるかもしれないのですから。


 自分の力でがんばって書いた小説が、機械の力で軽々と超えられたら、当然がっかりします。

 やる気をなくす人がいるかもしれません。

 私もそうなりかけました。


 ある人は怒るでしょうし、またある人はAIの規制を考えるでしょう。

 著作権侵害の問題があるわけですから。

 

 AIを使ってよりよい小説を書こうとする人がいるでしょう。

 稼ごうと考える人もいるでしょう。

 合法的にAIを使って儲けるのは、非難できません。

 そんな能力のない私から見たら、羨ましいばかりです。


 AIは遅かれ早かれ人間と同等の思考力を得て、さらには人間を超えていきます。

「シンギュラリティ」と呼ばれている現象です。

 発明家・思想家のレイ・カーツワイルがその著作『ポスト・ヒューマン誕生:コンピューターが人類の知性を超えるとき』で2005年に提唱しました。

 シンギュラリティ到来は2045年と予測されていますが、もっと早く来るかもしれません。

 AIは人間以上になるのですから、当然人間以上の小説を書くようになります。張り合っても無駄です。


 私たちはその過渡期を生きています。

 過渡期には混乱があります。

 混乱に巻き込まれると疲れます。

 AIのことはそんなに気にしないで、過渡期を楽しむくらいのメンタルでいた方がいいです……。


 って割り切れるわけがないんですよね。

 私は当分の間、AIに対抗し、あるいはAIを利用して、小説を書いていくつもりです。

 でもまだ使っていません。

 いまのところ自力で創作した方が楽しいと思っているので。


 初出2025/11/2 改稿2026/2/25

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