緊迫。
こんにちは!
読んでくださってありがとうございます。
初投稿なので初心者感マシマシな創作物ですが、楽しんで頂けると幸いです。
後半パートが2パターンに分かれています。前半パートを読まれたらお好きな方を続けてお読みください。
部屋中に響くその不協和音は私の人生の終わりを示しているように感じた。
息を吐く。今、一つのミスを犯しただけで私だと勘づかれてしまう。その緊張感をひしひしと感じながら開始する。
ここは初速が肝心だ。管の中を駆け抜けていく。仲間とピッチを合わせながら最小限のブレに抑える。少しの震えが私と仲間の人生を諸共崩してしまうだろう。
仲間の合図を見る。コードは事前に確認している。しかし、私の鼓動はいつも以上に鳴り響いている。
息を吸い込む。身体中に音が響いている気がした。
その時。ほんの少しの震えが感じられた。同時に部屋の空気が凍りつく。緊迫して手が止まる。息が止まる。
部屋中に響くその不協和音は私の人生の終わりを示しているように感じた。
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以降は1「本番直前」か2「逃亡」、好きな方をお読みください
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1「本番直前」
周りを見渡す。目が合った指揮を振っていた先生は気の毒そうな顔をしてこちらを見ていた。
「すいません、、、」
蚊のように情けない声が出る。
ーー今日はコンクール当日で、本番まであと1時間も無いのにーー
すると、横に座っていた先輩がこちらを見て微笑んだ。
「大丈夫だよ。私も去年やっちゃったことあるから。なんだか、それ思い出して緊張ほぐれたしね!本番が1番大事だから!」
先輩が優しすぎる。感無量だ。心に温もりが戻るのを感じ、もう一度先生を見る。先生は気力を取り戻した私を見て頷き、もう一度指揮棒をあげる。
きっと大丈夫。今はそう信じて本番に挑むだけだ。
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2
サッと周囲を見回す。仲間と目配せをして物陰に隠れた。刑務官はまだ近くに来ている気配はない。
絶体絶命、四面楚歌。そんな言葉が次々と浮かぶ。だが、仲間のみんなを連れて来た以上、諦めるわけにはいかない。
いや、諦める理由なんて無い。私は怪盗として、見事な脱出を遂行しなければならない。そうで無いと顔向けできない。ーーールパン様に。モーリス・ルブラン先生に。
そう、私は怪盗ルパンをこよなく愛した読者である。そして、現職は立派な怪盗であるのだから。
読んでくださってありがとうございます。
制作の手間がかからない短編で、面白い作品を目指してみました。
書く時、言葉遊びみたいな感覚で楽しかったです笑
2つの物語、どちらがお好きでしたか?
ぜひ教えてくださると嬉しいです♪




