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転生したら蝉でした  作者: セミ太郎
序章
11/11

蝉、家族になる

へ?なんで土下座?


『本当に、申し訳なかった‥まさか彼女が妊娠して出産までしているとは思わなかったんだ』


沈痛な面持ちで頭を少し上げて俺を見ながら言うボディービルダー系エルフさん


ん?もしかして俺を元カノの間に出来てた子どもと勘違いしてるってこと?


【アサート、彼は40年前に森を出て修行していた時に知り合った女性と付き合っていました‥エルフは子供が出来にくいと言う特徴があったので避妊せずに性交渉していたのです】


アサートって何だ?


【貴方の世界の英語で肯定すると言う意味です】


そういや、俺は英語喋れないんだけど、なんで?

俺の知識にはない英語を喋れるんだ?


【貴方が意識して記憶していないだけで無意識化には全ての情報が記録されています‥そこから読み取り構成すれば英語を再現する程度は容易い】


こいつ、めっちゃ賢いやん!地球の大富豪たちに新しい人口知能として売りこんだら、途轍もなく儲かりそうです。


【バット、そんな事は、どうでもいいです】


【その後森に戻る際に彼女とは別れて森に戻ってきたのです‥因みに彼女は別の男性と結婚して、その男性の子供を出産し、今では孫に囲まれて幸せに暮らしています】


『彼女は今も元気なのか?』


「おかさんなくなたよ‥ボクはひとりになた、遺言でおとさんをさがしなさいいわれた‥ひとりでなんとかこの森までたどりついたよ」


勿論嘘だが、こう言えと世界樹にアドバイスされたので仕方ない‥と言うより、俺には相手の言葉が分からないので、自分で考えて話すことも出来ないのだ。


その後、気絶していた妹(仮)と3人でエルフの里へと帰った俺達親子(仮)は家に帰った後で、隠し子騒動がばれた父(仮)は義理の母にとんでもない折檻を受けていた(その当時遠距離恋愛で義理の母とも付き合っていたらしい)


何とか落ち着いた俺達は、4人家族として暮らす事になった。


最初のうちはギクシャクしていたのだが、義妹も義理の母とも仲良くなる事が出来ていた


そう、気づけば穏やかな生活を送って10年が経っていたのだ


その間に世界が激変する事になっていたこと以外は‥


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