転生したら蝉でした
新作になります!宜しくお願い致します
そこには光り輝く山のような
大きな大きな樹がある
その樹には一匹の巨大なセミがとまり
しっかりと掴まり樹液をすすっていた
鳴きながら啜ると言う事を
実は蝉は出来るのだ。
しばらくのあいだ
セミは一心不乱に鳴いていたが
ふと、気がついた様に鳴くのをやめた
「みーんみーん‥み?」
ピタッと鳴り止み冷静になった蝉は
「ん?」
「なんで俺は、みーんって言ってるんだ」
と思った。
冷静になって自分の手元を見ると
細長い節足で巨大な光輝く木にしがみついている‥
「ん?もしかして?」
蝉は思い当たる節があるようだ
節足動物だけに
「そういや、死ぬ前に病院のベッドで寝たきりで
外で元気に鳴いている自由な蝉を羨ましい
そう思って‥
死ぬ間際に俺は、2週間の命でもいい
生まれ変わるなら
元気に外を飛び回るセミになりたい
と思ったから?」
そう輪廻転生を司る神は
少し変わった願いであり
手が空いていたので、ネタとして
神のSNSにあげるのも面白いかも?
と
その者の願いを叶えてやった
しかし、7年間の間
ただただ地中と言う絵面は余りにも撮れ高がなく
今の流行りはショート動画なので
7年間は神にとっても少し長すぎるわ動きないわで
全くバズらずに女神も存在自体を忘れていた。
更には身体を大きく頑丈にした以外は
ほぼ、そのままセミの幼虫だったので
本人は知能も低くなり自分の過去を
思い出すこともなかったのだ
それが世界樹の樹液を吸った事により
転生チートのSkills【吸収】が発動した!
以下は世界樹の知恵のスキルによる【吸収】の説明
スキル名 吸収 レア度 自分語り(ユニーク)
効果
「相手の体液を吸収した際に、その身体的特徴(動物のみ)やスキルをランダムで身に着けて進化する」
そう、世界樹の知恵をスキルとして吸収した事により
ただのセミは知恵を手に入れて前世を思い出した。
他の作品も時間を見つけて続きを書いていくつもりです
待たせたな