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僕がいじめられている理由
暴力シーンが含まれています。苦手な方は読まないようにお願いします
僕がいじめられているのにはある理由があった。
一つ目は
「また、あの女の子が見てきている」
霊が見れること
二つ目は親が霊能屋という馬鹿な仕事をやっていることだ。
僕の家系は代々霊が見える体質で僕は霊が見える目を持って生まれてきてしまった。兄さんは霊が見えない人だったけれど成績が良くて両親のお気に入りだった。それに比べて僕は、霊が見えるだけの人間なので両親からは蔑まれていた。
「父さんただいま」
「あぁ帰って来たわ」
「あの女には見られなかっただろうな?」
あの女というのはいつも僕を見てくるおさげの女の子のことだろう。
「いつも同じ道を通るのに見られないわけないでしょ」
ゴッ
「ヴッ」
「チッ生意気なんだよ」
殴られた。いつもはこんな事無かったのに…
兄さんが死んでから両親の暴力も歯止めが効かなくなっている気がする。
「ごめんなさい部屋に戻ります」
僕は父の横を駆け抜けて勢いよく部屋の扉を閉めた
本編が始まりました。どうぞよろしくお願いします