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願われた者の味方

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

私の勝手な考えですが、誰しもこんな事があると思います。

一種のドラマツルギーだと思います。

まぁよく、僕達の功績からご利益というものが形作られて行くわけだけど、『□□の戦に勝たせたから、△△の味方』というのは人間の安直な考えた方の一つだよ。

僕らは君達の『お願い』を聞いて、ただそれを叶えただけ。それが戦事だろうが、縁結びだろうが、実の所大した問題じゃない。そうして『たまたま願いを叶えた相手が△△』というだけで、僕は『△△』に味方になった訳じゃない。

△△の敵がお願いに来たら、きちんと話は聞くし、肩入れするよ。たまたま先に来たのが△△だったというだけ。別に裏切った訳じゃない。それを理解して居ない人間は、まぁ、そこそこ居るよね。

だからあんまり気にする事はないよ。そもそも一番最初に僕と縁を結んだのだから、僕を切ろうとするのは、大きな間違いなんじゃないのかな? うん。宜しい。それで良いんだよ。

別に彼も僕のところに来る事は気にしないと思うよ。まぁ、少し嫌な顔はするだろうけど、君に意地悪する様な真似はしない。それは初対面の時から分かっていた事。なんせ君と彼との縁を取り持ったのは、他ならぬ僕なんだから。

言ったでしょう? 嫌な顔はしていたよ。でも『君は僕に対して何かしたとしても、たまたま僕の元に縋って来た、か弱い子を虐げる真似はしないだろう?』と言ったら納得してくれた。だってそれは彼の信念に触れる行為だから。


夢から覚めた。物凄く懐かしい方に会った。藁にもすがる思いで助けを求めて、それから凡そ四年間お世話になった、あの方。その四年間の間にも多くの縁を結んだが為に、その方の事をよく思わない方にも良くして戴ける様になった。その裏切り行為が今もしっとりと胸に積もって行く。

だからだろうか? こんな風に優しく諭される夢を見たのは。

もうあの場所に戻るつもりはない。たまの遠出の外出で立ち寄る事はあっても、居着く事はしないだろう。故、これからはきっと、貴方様の事をよく思わない方の元でお世話になる。だからあの夢はきっと願望に他ならない。許されたいと望む、私の願望に。


あのねぇ、君達が思っているよりも、僕達は大局的かつ手っ取り早いんだよ。君達の願いと縁が結べれば、最終的に満足のいく結果であれば、その過程はなるべく省略する。

そんな僕がわざわざ夢で信託下しても、小さな事にころころ振り回されるのは、人と言うよりも、あの子の肝の小ささが原因かも知れない。

ただ願われたから叶えただけ。

仕事人と依頼人の関係。所謂ビジネスライクな関係。

だからそもそも、人間を裏切るという行為が無さそうな。


大事にされているとは思ってます。

でも、私が嫌いな相手だからと言って、その嫌いな人の願いは叶えない。

なんて事はきっと無いと思います。


これが特定の誰かではなく、願われた人の味方という事。

場所が場所ならば、きっと敵方の味方をすることもあっただろうなぁという反応。

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