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5年ぶり

「あれ〜もしかして圭くんじゃない??」


急に声を正面からかけられて立ち止まる。

「も…とき?」

「やっぱり。なになに??久しぶりだね〜どうしたの?」

「や、小学校廃校になるって聞いて何か急に思い立ってさ。その…元気??」

「あー。そうだねー。廃校しちゃうんだってねー。圭くん変わってなくて逆にビックリしちゃったよー。せっかく会えたし一緒に行ってもいい??」


井上元樹は同級生で家も近く一緒に登校していた1人だった。当時から明るく、入学と同時にこの町に越してきた俺に初めて学校で声をかけてくれたのも元貴だった。

5年生で引っ越した時も、手紙送るねと言ってくれて、何回かやり取りもした。今みたいにスマホとかがあれば、やり取りも続いたのかもしれないけど、1年くらいでやり取りも無くなってしまい、俺から送らなくなった事を申し訳なく思っていた。


「元樹。その…手紙、返事出さなくてごめんな。」

「そうだよー。待ってたのにさー」

元樹が拗ねた素振りをみせる。元樹は始めて声をかけてくれた時もそうだったけど、初対面でも久々に会った人でも関係なく、いつでもフレンドリーだった。

「なんてね。まっ。しょうがないよね。小学生だったし。だから、ほら。せっかくだから今度はID教えてよ」

今回もまた元樹のリードで友達に戻るきっかけを作ってもらった。


元樹はきっとモテるに違いないな。

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