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柴犬コボルトの下克上  作者: 昭和道らむね丸
異世界編幼少期
8/35

序章⑧対峙

次回

序章ラスト!


平成28年9月23日


儂らは今、八高山登山に挑戦中である

標高832.1mやさしいのそこそこハイキングができる山を歩いている。

殿と達也と深雪姫の3名とペット同半の儂

排泄物は巻き散らず、植物も踏み荒らしませんよはしたない

儂は護衛役のただの犬ですから


八高山?それどこの山?

2000m級が連なる八甲田山の親戚でもない…

割と近所のゆる〜い山なのだ

ジジババがハイキングできるぐらいにね


動植物の香りを感じ特に登山中はのんびりしていた


駐車場から林道登山口から白光神社、ベンチで小休止して頂上目指して往復だいたい2時間のはずだった。


ひばり様の手作り塩分ほぼ0に近い犬用サンドイッチを頬張り

頂上での撮影撮影

深雪様はえらくはしゃいで やっほーと叫んでおったが木霊せず

残念がっておった

しかし空気がいいのう

昔は良く鷹狩でやまに入ったが空気の旨さや花の美しさを感じながら登った事はなかった、悪くないものだな。


そう思いながら儂らは下山する為に足を運んだ


油断があった


暫くすると不穏な気配を感じる

しかし、特に危険なにおいはしない


そう思って後ろを振り返ったら奴がいた

時間帯もあって他の登山者も見当たらない


してやられた!!風下!!!

これが動物同士の戦いか

人であった頃、負けた事がなかった、歳を重ねてもついには負けを知らずに旅立った、最近の若いものはと老人達が若者にいったが老人達に最近の若者はと直ぐ愚痴る軟弱者が増えたといって隠居している老人どもを引き連れ戦場を駆け抜けどんな状況でも覆して来た自負があるが


槍や弓も無しで戦えるのか?


相手は熊ぞ!!!


心が負けたら己の負けよ

禅で乱れを整えるのだ!!

禅集中


儂は皆に知らせる為に唸った!!

柴犬になってから12年人でいったら60代後半

若い頃程体力や力はないが日本刀のように鍛え上げた技がある。

もう少し遅ければお披露目も出来んかったろうし僥倖ともいえる


いざ!!!尋常に!!!

行け!!儂の屍を超えて行け!熊野郎ただではすまさんぞ!


その時、目にも止まらぬ何かが熊の左目を直撃した


えっ?!。?


儂は後ろを振り向くと達也がハンカチで即席スリングを作り投石をしたのだった


儂の出番…


殿は深雪姫をかばいながら下る

ここで背を見せてはいけない

相手は興奮状態!!


達也に向かって熊が襲いかかる!!


柴犬流合気「わん(入身投げ)」

相手の力を利用し側面に受け流し後方に回り込み腕に噛みつき自分にひきつけ頭で顎をあげ相手をやや後方へ倒した。


熊の巨体が転げ自分が何をされたかわかっていない模様


好機!!!動きが止まればただの的よ


柴犬流奥義 牙通牙!!「わんんん」

儂は飛びかかり回転を加えたひねりながら達也が損傷を与えた左目を死角からえぐり噛み砕いた。


ウゥゥッとまるで犬みたいな声で唸ってこちらを睨みつけられた


かなり憤慨してるようで荒ぶってるのがにおいでもわかる


互い睨み合いつつ儂は柴犬なのでなかなか難しいが下る。


そうすると熊の目線が変わった!


儂もすぐに目線の先を見るとそこには深雪姫の背中が!!

いかん!!熊に背を見せては!!


熊が笑ったように感じた


息が苦しい

風の音も己の心臓の音も何も聞こえん

ゆっくりと時が流れる感覚だ


幾百と駆け抜けてきた戦場の息吹を70手前で知る。

我が名は朝倉宗滴!

斯波にあだなす敵を屠る者なり!



犬も猫も熊も同じ先祖なんだよね


さて異世界編どうするか


ストックなどない

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