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柴犬コボルトの下克上  作者: 昭和道らむね丸
異世界編幼少期
2/35

序章②柴犬編

産まれてから

天上天下唯我独尊何て言いません柴犬ですから


ハーレム要素皆無でございます。

柴犬ですから…

ご理解お願いします。

時は流れ平成の世


暗いし狭い何じゃ此処は

ついさっきまで目の前に天照様がいたのにこの状況は…

せめてきちんと説明して欲しかった。

確かに一瞬だったが…

次にお会いする機会があれはお話しをせねば。


しかし暗いし狭い

此処は何処!!!!


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

あれから一月が経ち状況を少しずつ把握していた

戦国時代において情報の有用性が命に直結する

後方にふんぞり返って偉そうにしてる武将ではなく

前線に立ち有益な情報には褒美もしっかり与える

そんな武将が朝倉宗滴である。


どうやらここは体内の中でつまるとこ儂は赤子らしい

しかし赤子とは生まれる期間が10月10日ぐらいかかるはずだが

どうにももう生まれそうだが

日を見ていないが2ヶ月程しかたってないと思うのだが

早産でもう現世は終わりかの


母の体が熱を持ち生まれる体勢になり

我産声をあげる

眩しい!!!そしてよく聞こえない


あれっ?!!

何で儂生きてるの?

とっとりあえず


何すればいい!何すれば!!


母が儂の体にこびりついている膜を舐めとってくれ引き寄せる

前世では記憶がないが母乳を求めかぶりつく

最初は躊躇したが生きる為、恥も外聞もない

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

数週間後


儂は戦場にいる


この腐れ畜生どもめそこは儂の場所だ


そう儂、転生したら柴犬だった

最初こそ目も光を感じる程度、耳に至っては聞こえない

早産だからそんなもんなのかと思っていたが

母から乳を頂き成長し、目もおぼろげだが見えるようになり耳も多少聞こえるようになった。


そこで少し思う

儂の母上は毛深いのう…

それにこいつらも…


それから数週間経ち儂の不安が確信に変わってしまった

儂、柴犬である。

人から柴犬、納得せよと言われても流石に納得するのがきついものがある。

人を上位とした場合の差別主義者?選民思想?

まあ早産で死ぬと思ってからの、あれっ生きてる!からの柴犬確定なのだから

儂の心は力尽きかけである


しかし儂は生きる事を諦めん抗うそれが儂ぞ


しかし毎日くぅーんくぅーんうっさい日ノ本言葉話せ!!!

(まあ儂も話せないがの…)


クソっお前そこ儂の場所だ

肉球の拳で今日も戦場をかける


前世、戦いに勝つために地形把握を兼ねて良く鷹狩をした

一向宗の山賊共から朝倉を守る為なのだが実益と趣味を兼ねて

鷹の卵を庭で温め羽化させる事に成功したのだ、鷹だけでなく様々な物を研究し知識として犬も猪も前足付近で乳を得ている個体が大きく丈夫になる事を故に場所取りは生きる為の戦いなのだ


余談だが兄弟は3匹だ儂が長男、妹と弟がいる

兄弟であるが油断ならぬ奴らよ







ストックなどない

戦うだけである

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